おはようございます。
誰にとってもポートフォリオが大きく育つまでは大変ですが、一度育ってしまえばその後は平均点狙いのインデックス投資だけでも十分な成果が期待できます。
投資に限らず仕事でもなんでも同じですが、初めの助走部分が最も大変でエネルギーを要することになります。
「慣性の法則」と同じで初めに勢いをつけるまでが大変ですが、一度走り出して勢いがついたらあとはその流れに乗るだけで十分ですね。
ポートフォリオが大きくなればインデックス投資だけで十分
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. ポートフォリオが大きく育った後は「平均点の投資」で十分
2. 同じ割合(%)でも動く金額が大きくなるのでリスク管理に重点を置く
3. リスクをとって資産を増やす時期も必要だが、手法選びは慎重に
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. ポートフォリオが大きく育った後は「平均点の投資」で十分
ポートフォリオが大きく育った後は、「さらに大きく増やす」こともよりも「大きく減らさない」ことに重点を置く必要があります。
現役世代で安定した収入が見込める時期はまだよいですが、リタイアの時期が近づくにつれてリスク管理の姿勢は重要になるでしょう。
このリスクとリターンのバランスを考えた時、VTやVTIなどの市場平均を狙うインデックス投資は強いです。
もちろんVTやVTIも株式の集合体ですので株式市場の調子によってかなり価格は変動します。
とはいえ、あくまで市場に居続けることのリスクを引き受けるだけであって、それはリターンの源泉でもありますから避けられないものです。
VTやVTIのようにきちんと分散された株式を保有していれば、倒産や上場廃止などの個別株特有のリスクや、セクターローテーション(セクター毎の好不調の周期)の影響は抑えることができます。
2. 同じ割合(%)でも動く金額が大きくなるのでリスク管理に重点を置く
投資の世界は割合(%)で動きますが、ポートフォリオが大きく育ってくると、1%や2%程度でも大きな金額が動くようになります。
同じ2%の株価下落であったとしても、10万円が98,000円になったくらいでは全く問題ありませんが、1億円が9,800万円になると200万円減りますので影響が大きいです。
よって、ポートフォリオが大きく育つにつれて「取らなくてもよいリスクは避ける」ことが重要となります。
資産規模が大きくなった後もハイリターン一辺倒のやんちゃな投資をし続けていると、株価が好調な時は問題ありませんが、思わぬタイミングで足元をすくわれる可能性があります。
3. リスクをとって資産を増やす時期も必要だが、手法選びは慎重に
逆に、投資を始めたばかりの頃は「あえてリスクをとってリターンを狙いに行く」姿勢もある程度求められます。
どんなに良い投資法であっても、低リスクな投資は低リターン、ハイリスクな投資はハイリターンというのが現実だからです。
ただし、この場合も投資手法選びには慎重さが求められます。
「一気に資産を増やしたい」という欲が先行するあまり、明らかに詐欺としか思えないような投資に手を出してしまうと大きな遠回りになってしまうからです。
身の丈に合わないリスクを背負って損失を拡大させ余計な遠回りをするくらいならば、初めからインデックス投資一本に絞ってコツコツ長年継続するのも一案でしょう。
このあたりは各個人のリスクに対する考え方によるのだと思います。
まとめ
ポートフォリオが大きく育つまでは非常に苦労しますが、育った後はインデックス投資のように平均点狙いでも十分な成果が期待できます。
ポートフォリオが大きく育った後はリスク管理に重点をおきましょう。
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