おはようございます。
楽天証券が2023年10月から開始した「楽天・プラス」シリーズは、信託報酬が業界最安レベル、かつ投信残高ポイントプログラム対象と魅力が満載です。
長期投資の王道とも言える、「楽天・オールカントリー」「楽天・S&P500」の2商品は、発売後に順調に売れ行きを伸ばしています。
楽天・S&P500と楽天・オールカントリーは間違いなく素晴らしい商品だけど、楽天証券でしか買えないのは本当にもったいない。
販路が多いeMAXIS Slimシリーズに勝つのは難しい気がします。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) May 8, 2024
このように、楽天・プラスシリーズは大変優れた商品なのですが、唯一残念なのが「楽天証券でしか買えない」ことです。
商品自体は素晴らしいので、楽天証券内だけに限定せず、他に販路を広げていけばメガファンドになる可能性を秘めています。
楽天・オールカントリー、楽天・S&P500は最高の投資信託の1つだが、王者eMAXIS Slimオルカン、S&P500が強すぎる件。楽天証券限定なので移管できないリスクも。
楽天・オールカントリー、楽天・S&P500の概要
楽天・オールカントリーのベンチマークは「MSCI・オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)」です。
これはeMAXIS Slim オール・カントリーと同じベンチマークなので、基本的には両者は似たような投資成績になります。
MSCI ACWIは、日本を含む全世界の先進国、新興国の大型〜中型株約2900銘柄から構成される指数です。
投資対象指数が同じなので、楽天・オールカントリーもeMAXIS Slimオルカンも基本的に中身は同じです。
楽天・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も同様ですね。
皆さんご存知の通り、S&P500は米国を代表する大型株500社に分散投資する指数です。
eMAXIS Slimシリーズと比べた優位性は信託報酬にあり、
1. 楽天・オールカントリーは0.0561%(eMAXIS Slim オルカンは0.05775%)
2. 楽天・S&P500は0.077%(eMAXIS Slim S&P500は0.09372%)
となっています。
楽天証券限定なので移管できないリスクあり
楽天・オールカントリーと楽天・S&P500は2023年10月末に発売された商品なので、発売して約半年と歴史の浅い商品です。
それにも関わらず、5月15日時点で楽天・オールカントリーの純資産総額が1300億円、楽天・S&P500は1700億円を突破しているのは素晴らしい売れ行きと言えます。
一方、楽天・プラスシリーズが残念なのは、「販売経路が楽天証券に限られること」です。
楽天証券は、楽天・プラスシリーズの6商品だけを投信残高ポイントプログラムの対象としており、優遇措置をとっていますが、他社で買うことはできません。
せっかく素晴らしい中身の商品なのに、購入者が楽天証券利用者に限られるのは残念ですね。
これにより、楽天証券から他社へ移管しようと考えた場合も、他の金融機関では楽天・プラスシリーズの取り扱いがないので、スムーズに移管できないリスクがあります。
投資信託が移管できないケースに関しては、以下の記事が大変よくまとまっています。
同じ商品がない場合以外だと、特定口座と一般口座など口座区分が違う場合や、NISA口座なども移管できませんね。
一方、eMAXIS Slimシリーズは国内に50社近い販売会社がありますので、主要な金融機関であれば移管時に困らないのはありがたいですね。
販路も純資産総額も充実した王者eMAXIS Slimオルカン、S&P500が優勢か
このような状況を踏まえると、信託報酬の安さや投信保有ポイントプログラムの魅力はあるものの、王者eMAXIS Slimシリーズの牙城を崩すのは厳しいかなと思います。
eMAXIS Slim オール・カントリーやS&P500のように、
1. 純資産総額が3兆円〜4兆円に達し、国内No.1, 2規模のメガファンドになっている
2. 販売会社が50社近くあり、万が一の時も安心
3. 販売から6年近くが経過し、順調に実質コストを切り下げてきた実績がある
方が長期目線では安心感が高いからです。
最終的には好みになりますし、特に楽天証券利用者にとっては信託報酬の安さやポイント還元は魅力的でしょう。
私ならeMAXIS Slimを選ぶかなという一意見でした。
まとめ
楽天・オールカントリーと楽天・S&P500は大変優れた商品ですが、楽天証券利用者しか買えないのは残念ですね。
もっと販路を広げればメガファンドになる可能性を秘めていると思います。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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