神の詩 第四章四節

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神の詩 第四章四節

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アルジュナ

「あなたの誕生は後であり、ヴィヴァスヴァットの誕生は前である。あなたが最初にこれを語ったとは、どのように理解したらよいのか。(四)」
アルジュナは、
クリシュナの
今生での誕生日のことを語っています。

今生だけを考えると
クリシュナは
最近生まれたので、
時間軸から考えて理解できないと語ります。

法華経の従地湧出品十五にも、
同じように
弥勒菩薩が釈迦大師に尋ねる話が出てきます。

弥勒菩薩は、
無数の菩薩たちの姿を見て、
次のように質問しています。

「世尊よ、この無数の菩薩たちはどこから来たのでしょうか?」

釈迦大師は答えます。
「今、真実を告げよう。
この無量阿僧祇(無限に近い数)の菩薩たちは、
私が娑婆世界で私が教え導いた者たちである。」

これを聞いた弥勒菩薩は、
釈迦大師に言います。

「世尊よ、
世尊が太子であった時に
釈迦族宮殿を出てから悟りを開かれ、
まだ四十年余の年月しか経っておりません。
その間にこれだけの無量の菩薩たちを導かれたのでしょうか?
この菩薩たちの数は、
千万億劫をかけて教えたとしても、数え切れません。」
釈迦大師は、
悟りを開いた時に、
およそ十の五十乗~六十乗の期間を一阿僧祇(あそうぎ)と称しますが、
四阿僧祇十万カルパもの期間の自らの輪廻転生の記憶を
見通したとも伝えられています。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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