おはようございます。
よしぞうさんブログでレバレッジ取引について以下の記事が紹介されていました。
レバレッジ取引に関しては私も全く同じ意見で、中途半端にレバレッジ型商品を保有するくらいならば、思い切って現物100%でポートフォリオを組んだ方がよいです。
後述しますが、レバレッジ型商品は一般的に信託報酬が割高であるうえ、ボックス相場に弱いという弱点があり長期保有には向いていないと思います。
右肩上がりの相場が長く続くとレバレッジ型商品の優位性ばかりに注目が集まりますが、そういう時ほど冷静にデメリットに目を向けたいですね。
中途半端なレバレッジよりも現物100%の方が効率がよい
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 中途半端にレバレッジ型商品を保有するのは非効率
2. 積極的にリスクをとりにいくならば「現物100%」がオススメ
3. 現物100%ならばコア部分はインデックスファンドを推奨
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 中途半端にレバレッジ型商品を保有するのは非効率
本来レバレッジ取引を実践する最大の意義は、現物取引では実現できないハイリスクを背負うことを引き換えにハイリターンを求めることです。
ところが、実際にはポートフォリオの5%や10%だけで細々とレバレッジ型商品を購入している方を見かけます。
それではレバレッジ型商品を保有している意味がほとんどなく、多くのレバレッジ型商品は信託報酬が割高であることも踏まえれば、むしろポートフォリオ全体に占める株式の割合を高めて現物で運用した方がはるかに効率的です。
ものすごく高いリスクを背負うのと引き換えに、現物100%でも狙えないほどのハイリターンを狙うために利用するのがレバレッジ取引です。
ただ、私個人の意見としては株式は現物でも十分にハイリスクなアセットですので、そもそもハイリスクなものにさらにレバレッジをかけることはオススメしません。
2. 積極的にリスクをとりにいくならば「現物100%」がオススメ
私が積極的にリスクを取りに行くならば、中途半端にレバレッジ型商品を保有するのでなく、現物100%で運用します。
それはレバレッジ型商品は基本的にバイ&ホールドに向かないからです。
まず、レバレッジ型のファンドはボックス相場に大変弱いです。
相場が上下動を繰り返し、結果的に基準価格が変動しなかった場合でも、レバレッジ型ファンドの基準価格は少しずつ減っていってしまいます。
現物運用であれば、100という価格の商品が上下動を繰り返して元の価格に戻れば、100のままです。
一方、レバレッジ型の商品の場合、対象指数が100→120→80→110→90→100と変動した場合でも、その商品の基準価格は100を下回ることになります。
2010年代のように、長期に渡って右肩上がりの順張り相場が続くのは非常に稀であることを認識すべきです。
稀な事象が今後も永遠に続くという前提で投資戦略をたてると必ず失敗します。
2000年代のような長期低迷する相場でレバレッジ型の商品を保有し続けていれば、大きなダメージを負ったことでしょう。
冷静に考えれば誰でも分かることなのですが、好調な相場が続くと感覚が麻痺してくるのですね。
3. 現物100%ならばコア部分はインデックスファンドを推奨
若さを武器に積極的にリスクを取りに行く覚悟を決め、現物100%で運用することを決めた場合、どのようなポートフォリオが適切でしょうか。
私の意見としては、ポートフォリオを現物100%で運用する場合、その何割かはインデックスファンドにして土台を盤石にするのがオススメです。
ポートフォリオの100%全てが株式で、しかも3銘柄や4銘柄程度だけに集中投資するのはかなり危険でしょう。
よほど銘柄選択に自信があれば別ですが、どれだけ株式投資の経験が長い方でも自分が全く想定していなかった事態が日常的に起こるのが株式投資です。
短期的に莫大な利益を得ようと欲をかくと足元をすくわれる可能性があるので気持ちを引き締めていきたいものですね。
まとめ
中途半端にレバレッジ商品を保有するのであれば、その分現物の比率を上げて取引した方が有利です。
株式はそれ自体が十分にハイリスクなアセットですので、基本的にレバレッジ取引に手を出すのはオススメできません。
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大小不揃いの訳あり商品ですが、しらすなのであまり気になりません。
こんな記事も書いています。
厚切りジェイソンさんの書籍はインデックス投資の王道をいくものです。
ぜひ買って読んでみてください。
購入した後に値動きを忘れられるのであれば、ポートフォリオの100%をシンプルにVTかVTIで保有すればよいと思います。
人間心理が利益よりも損失に反応しやすいことを考えると、株式にレバレッジをかけるのは相当胆力のある人にしかオススメできません。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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