神の詩 第四章七節 2

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神の詩 第四章七節 2

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「バーラタ王の子孫よ、法(正義) dharmasyaが衰えて非法(不義)adharmasyaがはびこる時、私はいつでも姿を現わす。(七)」

地球をはじめすべての星は、
各々の軌道上を正確無比に周回します。

花びらを一枚手に取ってみても、
現代科学の技術を遥かに超えて、
人間では作り出すことが不可能な
精密さと機能、美しさ、
そして
見えざる愛と至福のすべてを備えています。

自然界に存在する木々や山々、岩、鳥、昆虫、清流・・・・

これらは偶然の寄せ集めでは無く、
すべてが
全体との一体化の中で調和し、
壮大な美と至福を形成しています。

これほどの秩序は、
単なる偶然ではなく、
ダルマ(法、正義)
があるからです。

ダルマは、
秩序を保つだけでなく、
人の進化を支えています。

この宇宙は、
三つのグナ(サットヴァ、ラジャス、タマス)の均衡によって
成り立っています。

この三つのグナを
理想的に機能させている究極の力が、
ダルマです。

ダルマは、
永遠不滅の本質においても満ちており、
さらに
永遠に変化し続ける領域においても遍満しています。

永遠に変化し続ける領域において、
この三つのグナの均衡が理想的であれば、
すべての創造物は
神と共にあります。

しかし、
三つのグナの均衡が崩れることにより、
ダルマは
大空に輝く太陽が雲に覆われてしまい、
地上に到達する太陽光が衰えてしまうように、
隠されてしまうと、
アダルマが優位となります。

こうしたダルマが隠れ、
人々が真我を見失った時こそ、
クリシュナのようなアヴァター(神の化身)は、
この宇宙のダルマを復活させるために、
地上に降臨します。

またこの節は、
自分自身が自業自得によって
対処できないほどの大きな困難にぶつかった時に、
自我は自然と真我の光の方を向く
という意味も含まれています。

その困難が、
外側の世界の天変地異であったり、
内側からの大きな病気であったり、
人によってさまざまです。

そのような大きな出来事によって、
今までの物質偏重の意識を霊性へと向けさせる力が、
真我にはあります。

「いちじくの木からこの喩えを学びなさい。その枝が柔らかになり、葉が出るようになると、夏の近いことがわかる。そのように、すべてこれらのことを見たならば、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。」マタイによる福音書24:32-33

次は

「善人を救済するため、悪人を倒すため、法(ダルマ)を再び確立するために、私はいつの時代にも現われる。(八)」

君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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