千駄ヶ谷の鳩森八幡神社を出て、東京将棋会館の前の坂を下りますと、その途中に「お万榎(おまん えのき)稲荷神社」がございます。
間口は狭く、石造りの鳥居をくぐるとすぐに岩の洞窟(=祠)があります。さらにその脇の階段を上ると頂上に、もう一つ小さな社殿があるという、なんとも不思議な境内です。
“榎”というからには、かつては当地に大きな榎の木があったそうです。
女性の下の病に御利益があるということで、古くより遊女や、また女将などから信奉されていたようです。
さらには当社は、京都の伏見稲荷大社と栃木県足利市の門田(かどた)稲荷神社とともに、“日本三大縁切稲荷”とも呼ばれているそうです。
以前ご紹介した、お岩さんで有名な四谷の陽運寺も、やはり“縁切り”に御利益があると言われております。
良い縁を得るには“悪縁を断つ”ということも、人生には大切なのですね。
本日は、こちらの稲荷神よりの御言葉をお伝えいたします。
Rinokia
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「日々それとなしに(=何となく)過ごす、悪くもなければ良くもない、こうした、あたかも“ぼやける”がごとくに日々を過ごす者は、今やいかに多いことでしょうか。
人間が元来もつ繊細なる心(=感性)は、時代を追うごとに急速に鈍くなりつつあります。
生きているようで、その実(=実際には)まるで“生きていない”かのような、漫然とした生き方を一体誰が望むでしょうか。
数々の奇跡によって紡ぎ出された縁(えにし)により、そして万感の願いにより(地上への)転生を叶えし(各々の)魂であれば、尚更(なおさら)です。
この世は “感じるために”、在(あ)るのです。
何もかも、(人間のみならず)あらゆる生命は、その生命のまま(=あるがまま)に息づいております。
そして、季節を織りなす自然、明るき陽(太陽)、清らかな水、吹き抜ける風さえも、絶えることなく息づき、あなたがたを“生かし続けて”いる。
そうです、生命により、人間という生命は“生きる”のです。
これこそが、共生の世ーーー
生きることの内実(=内容・中身)を紡ぎ出すのは、紛れもなく、あなたがた一人ひとりに委ねられている。
同じ“生きる”でも、どのように生きるのか。
人生を鮮やかなる色彩で描くその筆主は、あなたなのです。
人間という生命ゆえの苦しみも、そして底知れぬ悲しみも、時に訪れることでしょう。
ですが、それと同じく、いいえ、それらを凌駕(りょうが)するほどの喜びも、そして幸福も訪れるのです。
この幸福は、地上でなければ得ることは叶いません。
ゆえに、人には“感じる力”があるのです。
その感じる力を、今こそ一層研ぎ澄ませようではありませんか。
共に生きる仲間と、そして地上の(自然を含めた)幾多の生命は、あなたの“感じる”をいつでも支えます。
移ろう季節(=四季)とともに、生命たちは、様々な表情を見せながら。」
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Source: 神々からのメッセージ
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