まぁ、今更な話ですけど、、
【1月11日 AFP】ドイツの国立反ドーピング機構(NADA)は10日、来月開催される北京冬季五輪に参加する選手に対し、ドーピング規則に抵触する恐れがあるため、中国産の肉を食べないよう勧告した。
NADAは、食用の豚や牛を太らせるために使用されるステロイドのクレンブテロールを選手が摂取する危険性があることを懸念。10日のニュースレターで、「肉の消費は可能であれば避けるべきであり、代替案を栄養士と相談するべき」だとした。
中国産の食肉にクレンブテロールが混入している可能性は、反ドーピング機関によって以前から指摘されているが、最近の事例は報告されていない。
クレンブテロールは2010年、自転車ロードレースの元名選手アルベルト・コンタドール(Alberto Contador)氏(スペイン)がツール・ド・フランス(2010 Tour de France)の薬物検査で陽性反応を示したことで注目された。
コンタドール氏は、スペインで買ったステーキを食べたことで陽性となったと主張。だが出場停止処分を受け、同年のツールと翌11年のジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2011)を含む複数の大会で優勝を剥奪された。(c)AFP
肥育ホルモン剤とは、簡単にいえば、成長を促進する効果のある動物用医薬品です。
EU(欧州連合)は1988年、EC時代に肥育ホルモン剤の使用を禁止。翌年にはこれらを使用した牛肉の輸入も禁止しました。
一方、日本は肥育ホルモン剤を使用した牛肉の輸入は禁止していません。このEUの措置はその後、アメリカがEUをWTOに提訴するなど経済紛争に発展しました(EUが敗訴しました)。それでもEUは輸入禁止を解かず、2003年には17β-エストラジオールという肥育ホルモン剤の使用を永続的に禁止するという、さらに厳しいルールを設けます(※2)
なぜEUは肥育ホルモン剤の使用に強く反対するのでしょうか。
もし肥育ホルモン剤が危険なものならば、なぜ日本は輸入牛肉の99パーセントを肥育ホルモン剤の使用を認めている国から購入しているのでしょうか。
日本とカナダはCODEXの国際基準に概ね則っている一方、アメリカとオーストラリアは基準をやや上回っています。たとえば、アメリカは酢酸トレンボロンとゼラノールについて基準値の設定は不要とし、オーストラリアはゼラノールについてCODEX基準のおよそ倍にあたるMRLを設定しています。
※2つのランキングクリック宜しく。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
コメント