甲子お祖母ちゃんの白梅が満開だ。
20年前、ザイタクを志した時。
苺の食介をしながら、
お祖母ちゃんと見た白梅は
今も胸の中で咲いている。
章ちゃん、綺麗ね。。。
苺をむせながら、可愛い孫に
優しく声をかけるお祖母ちゃんが
今も胸の中で微笑んでいる。
そのお祖母ちゃんの家を建て替えた時、
どうしてもその白梅を移植しなければならず、
その際、手違いで伐採されてしまった白梅。
その日、母友子と一緒に泣いた。
その日の涙も、この白梅と共に、今も胸の中だ。
母友子が旅立ち、4ヶ月。
本当ならば、この復活し満開の白梅を見ながら、
母にも、苺の食介をしていたかもしれない。。。
正直、そんな時間が欲しかった。。。
20年間、そんなザイタクを僕は志していたのに、、、、
お祖母ちゃんにしてあげたザイタクを、
もう一度、母にもしてあげたかったのに、
夢は叶わなかった。。。
祖母甲子が旅立ったのは、あの苺の食介の一週間後。
「章ちゃん、白梅、綺麗ね」と微笑んでくれた日から、20年。
僕は、今もこうして、
この夢を諦めることなく、挑戦できているのは、
この祖母甲子と母友子と大切なザイタク仲間のおかげ。
そして、この白梅のおかげ。
今日は、
移植しても、切られても、
優しく咲くこの白梅が、
僕に勇気をくれた。
今日の歌は、3月の花『沈丁花』です。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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