氷点下15.3度
あす、あさって、しあさってと、
大荒れ、猛吹雪の予報
まだ冬優勢の季節だ
そんな、まだ雪に埋もれた街ではあるが、
きのうは桃の節句、『ひな祭り』
この時期になるといつも思い出すのは、
幼い頃のあの記憶だ
おそらく、まだ幼稚園の頃だったと思う
ひな人形を買うために、
母が私を連れて出したことがある
当時住んでいたのは、
今住んでいる街よりもっともっと田舎の町
当然、“百貨店”などない
(今ではこの街にもないのだが...)
どこへひな人形を買いに行ったのか、
今では思い出すこともできない
「どれがいい?」
と、
何段飾りのひな人形がいくつか並んでいる前で
母は私に聞く
「要らない」
と、答える私に、
「要らないの? 本当に? どうして?」
と、不思議がる母
“女の子はお人形さんが好き”
...というのが定説だろう
が、私は特に欲しくはなかった
ただ並べられている人形
着せ替えをして遊べるわけでもない
それに子どもには、
“ひな人形”が少し怖い存在でもあった
顔
そして、
何体も並んでいる姿が異様だった
それに、なんといっても高額
「本当に要らないの?」
そう聞く母に、
「高いから」
と、答えた私に母は驚いていた
お友だちの家に行けば、
五段飾りだ、七段飾りだ...と、
立派なひな人形が見られる
だから家になくてもいい
段が多ければ多いほど、
“お金持ち”のイメージがあった当時のひな人形
そんなことに囚われるのも嫌だった
段数がどんどんエスカレートしていく...
そんな時代だったかもしれない
さすがに妹は欲しがっていたが、
実際、母も
高額なひな人形を買わなくていいことに
安堵していたように見えた
そんなきのうの『ひな祭り』の日の
私の夕飯は...
“ふきの煮物”
画像は、まだ製作途中
2~3日分の仕込みだ
その横のフライパンで焼いているのは、
“鮭”――
ちなみに、“鮭(さけ)”という漢字
今は、“しゃけ”で変換しても、
“鮭”と出るからすごいものである
変換してみたくなったでしょ
実家にいたら...
母が生きていたら、
ちらし寿司のひとつも
買ってきていただろうな...
作らず、“買う”のが母流
まぁ、私に
子ども(女の子)がいるわけでもないし...
実家を出れば、そんなもん
『ひな祭り』といっても、
至って“普通の日常”である――
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Source: りかこの乳がん体験記
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