得体の知れない痛みと寒気と、抗原検査。

痛みが出はじめてから、今日で4日――初めは左太ももの裏側だった皮膚がヒリヒリするような、軽い筋肉痛のような...“帯状疱疹”も疑ったが、発疹のようなものが出ている感覚はないその日のうちに、痛みは右太もも裏へと広がった「たまたまだろう」「きっとすぐ収まるだろう」そんな言葉で自分を誤魔化しながら、薬嫌いな私は鎮痛剤に頼ろうともしなかった 薬嫌いは昔から そんな私が乳がんになった 否が応でも薬を飲まなければならない 病院では乳がんの薬以外に、 簡単に鎮痛剤や眠剤を出してくれる さすがに眠剤は処方してはもらわなかったが、 2年ほど不眠が続いた “乳がん”という病がそうさせたのか、 それともホルモン剤の副作用なのか、 うつにもなった 傷が痛くても我慢した 薬に頼ることの大切さを知らされた それでもやっぱり、薬は嫌いだこの痛みの不安のひとつに、“再発”――“骨転移”があったそれは、2週間前からの腰痛だ“腰の痛みが 太ももの裏につながったのかもしれない”そんな思いが頭を過ぎったが、傷みは肩の筋肉や首にも出ていたこと、喉の痛みや頭痛があったこと、いつもより強い倦怠感があること、そして寒気もしていたことから、「もしかしたら、風邪かもしれない」とも思った翌日、痛みはふくらはぎを通り、アキレス腱のあたりまで下りてきた痛みは不思議と身体の裏表には現れないそんなこんなで、4日――『
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