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医療機関

最近、医療依存度を下げる学びに、

久しぶりの同級生が合流してくれた。

この再会を今素直に喜んでいる。

だって、こんな医者が同級生に3人もいるなんて。

やっぱり凄いことやん。って、思って。

 

24年前、研修医時代、同級生が死んだ。

僕らの大学は、医学教育・研修医教育を

一から見直すことに迫られた。

その動きが、全国に広がり、国を動かし、

未来の医療を支える医師を育てる制度が変わった。

患者のための医療って、なんだ?に、

真摯に向き合う大学の姿があった。

 

一方、僕は、この経験から、一人の親友と、

この国で全うな医療をするために、母校を離れ、

在宅医療の道を歩むことを、誓いあった。

多くの涙があったが、もうそれは水に流そう。

 

今も、彼は、静かに強く、大阪で、

在宅医療を取り組んでいる。

医療依存度の高い医療とは、

ほとんど無縁の診療を貫く。

 

最期まで患者のご本人らしい暮らしを支えるには、

あの頃目の前で繰り広げられていた高さの無意味さを知るからだ。

無意味な高さが死ぬくらい同級生ら仲間も苦しめていたと正直思う。

僕ら同級生の胸の奥に刻まれて、そっとしまってあるだろう。

 

 

24年前、新しい研修医制度が未完の中、

多くの同級生は、路頭に迷った。

そんな中、そんな若い医師たちは、

どこに希望の光を求めたか。

 

それは、その最も渦中にいた僕が一番知っている。

僕らを医師たるべく医師にしてくれたのは、

そう、患者さんだ。患者さんが唯一の先生だった。

 

今、その仲間が、集まり始めている。

今日も、医者が広げた医療依存度を

医者自ら閉じる挑戦について共に考えてくれた。

 

苦しみの中、育った仲間の医者が、

今、良い時を迎えている。

 

正直、自惚れかもしれないが、

あの渦中にいた僕だから、

わかっていることがある。

 

この状況、待っていても誰も変えてはくれない。

考えるな行動しろって、最近見た映画でも言っていた。

マウントが一番不毛だ。みんな、変われる。きっと変われる。

あの日、同級生が死んで、医者の世界が

僕の目の前で一変したのを見てきたんだから。

 

 

医者にランキングなんてない。

きっと、どの医者も、患者さんのための医者だ。

と僕は信じる。良かったら聴いてください。

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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