先生、そろそろ診に来てや。
ザイタクは、やっぱり皆さん患者さんのもの。
病院の先生に、お看取りの覚悟を、と言われ、
緊急で、ご紹介を受けたのが丁度一年前。
病棟看護師さんの地域力の理解が素晴らしく、
紹介のタイミングが絶妙だった。
その期待に、全力で応えたかった僕らは、
退院の日に、『暮らし』を諦めない為に、
ティルト車椅子と移乗用リフトを導入した。
あれから1年以上。ご家族で、移乗を続けてくれた。
ベッド上では、息子さんがリハビリを続けてくれて、
なんと、左足が動きだした!!!それを診てほしくて、
冒頭の言葉を頂いた。
先生、そろそろ診に来てや。
もうアカン言われとったのに、
なんと、とうとう左足動き出したんやで。
おばあさん、歩けるかも言い出してるわ((笑))
しばらく、もう一人の医師上田副院長にお任せしていたのだが、
さすがに、年末までにと思い、今日伺うと、今度はなんと、
カラオケ大会が始まった。
こうして、『ザイタク』は、医療者ではなく、
地域で作られていくものだと、改めて感じ、
また、学びを得ている。ありがとうございます。
これからも感謝謙虚笑顔で、『ザイタク』と向き合いたい。
今日のカラオケ大会は、素敵な『花』を見ているようだった。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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