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みなさん、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です
昨日の台風4号ですが、、
岩本内科がある福岡県の北九州市に来るまでに、
消えてしまった様です
今週は、東京に出張があったりと
何か移動が多い週なので、安心しました
いま、肝臓がんの治療は
本当に多くの治療選択肢があります
ですが、いま使える全身の抗がん剤治療の
全てが肝機能良好な患者さまに対して、
使える薬剤で、
肝機能が良くない患者さまには、
原則的には使う事ができません
肝機能が良くないというのは、
肝機能の分類にChild-Pughという分類がありますが、
この分類でAではなくて、
BやCの状態を言います
抗がん治療をしていて
AからBになると急に治療選択肢が無くなることもあります
それ程、肝機能は重要な訳ですが、
Child Bの状態であっても、提供できる治療として、
カテーテル治療があります
肝動脈化学塞栓術もそうですし、
肝動注化学療法も
だいぶ気を付けながら治療する必要がありますが、
治療が可能です
たとえば、この方、
関西地方から岩本内科に来院されている
肝臓がんの患者さま
最初に来られたのは5年前
その時もChild Bの状態、肝機能不良です
癌は、ステージ3ですが、
最も大きいもので5 cm
数は複数ある状態
(Up to 7 over)
肝動脈化学塞栓術、岩本内科では門脈動脈同時塞栓療法ですが、
それと、
肝動注化学療法を行っています
途中、移植を検討しましたが、
他の理由で行う事ができず、
結局、
丁寧なカテーテル治療を続けているだけと言えば、そうですが、
気付けば、岩本内科で治療を始めて5年を超えます
もともと、前医でも複数回カテーテル治療をされていましたが、
効果がないという不応の状態で岩本内科に来られたので、
その状態から、今に至るというのが、どれだけ素晴らしいことかと
改めて思います
まだお元気で、上手に、バランスを取りながら治療を続けています
ご本人も、繰り返しの治療ですが、
前向きに、心健やかに
治療を受けてくださっているのが、
本当にありがたいです
もうね、ガンばるしかないのです
肝機能不良だと、より治療に繊細さが必要です
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Source: ガンちゃん先生奮闘記
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