「“良性”だから大丈夫ですよ」
「“悪性”ですね」――
検査のあとは、
このどちらかの言葉を聞くことになる
私たちが受けたがん告知も、
こんな感じだったのではないだろうか
私の場合は、
「悪性だね。“乳がん”ということだね」
...だった
では、
“良性”と“悪性(がん)”の違いは
なんなのだろう――
良性も、
悪性と同じく正常ではない組織
がん同様、修復機能の異常だ
が、悪性腫瘍のような“悪さ”はしない
その“悪さ”とは――
悪性は、
ほかの組織に必要な栄養分を奪って
増殖していく
そして無秩序に増え続け、
周囲に広がり(浸潤)、
やがて血液などに乗って
身体のあちらこちらに
新たな腫瘍をつくる(転移)
良性腫瘍は、浸潤も転移もしない
周囲の組織を押しのけるように
ゆっくりと増えていく
その“良性の腫瘍”
子宮頚管ポリープや子宮筋腫がそれにあたる
※ごく稀に、
頚管ポリープが悪性の場合あり
私は子宮頚管ポリープも筋腫も経験済み
筋腫は乳がんがわかる半年前に摘出手術を受け、
子宮頚管ポリープは、
乳がん発覚前と後の2度、
5個ほど切除している
良性腫瘍はほかに、
乳房にできる乳腺線維腺腫
“コロコロとよく動く”と言われてきた、
厄介なしこりだ
私もこれに騙された一人
お蔭で4年8か月がんを放置した
私の周囲にも、
「コロコロと動いていた」という人が2人いる
“コロコロとよく動く=良性”という定説を、
そろそろ覆してもよいのではないか...
前述のように、腫瘍が良性であっても
“細胞の異常”であることは間違いがない
乳腺線維腺腫は、
その陰に悪性が隠れていることもある
(主治医曰く)
ちなみに、
良性腫瘍が悪性に変わることはない
(主治医曰く)
悪性に変わるのは、“大腸ポリープ”
“1年に1mm大きくなる”と言われている、
大腸ポリープ
“8mmになるとがん化することがある”
と、言われているため、
早めに切除するのが望ましいらしい
(父の主治医曰く)
どちらにしても、
もうがん告知は受けたくないものである
そういえば、
以前友人がこんなことを言っていた
「昔、親父が“良性のがん”と言われた」
と――
“良性のがん”ってなんだろう...
未だに謎なのだ
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Source: りかこの乳がん体験記
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