神の詩 第五章十二節 18
「心を統一した者(ヨーガ行者)は、行動の結果を捨てて、究極の平安に達する。心を統一していない者は、欲望のままに行動し、結果に執着して束縛される。(十二)」
続きです。
心の作用3:
錯覚(ヴィカルパ)
錯覚(ヴィカルパ)
「実体がなく、単に言葉だけを聞いて生ずる心象は、言葉と概念による錯覚である。」
ヨーガ・スートラ第一章九節
ヨーガ・スートラ第一章九節
言葉は、
発信した人の言葉が
その思い通りに読み取られることはなく、
読んだ人の心の状態に応じて
解釈が変化してしまうからです。
発信した人の言葉が
その思い通りに読み取られることはなく、
読んだ人の心の状態に応じて
解釈が変化してしまうからです。
聖書の黙示録などでは、
比喩的な表現が多く見られますが、
そこに出てくる獣などは、
本質を理解できない限りは、
錯覚しか認識されません。
比喩的な表現が多く見られますが、
そこに出てくる獣などは、
本質を理解できない限りは、
錯覚しか認識されません。
黙示録第四章に
次のような記述があります。
次のような記述があります。
「御座のそば近くそのまわりには、
四つの生き物がいたが、
その前にも後ろにも一面に目がついていた。
第一の生き物は獅子のよう、
第二の生き物は雄牛のよう、
第三の生き物は人のような顔をしており、
第四の生き物は飛ぶ鷲のようであった。
この四つの生き物には、
それぞれ六つの翼があり、
その翼の周りにも内側も目で満ちていた。」
四つの生き物がいたが、
その前にも後ろにも一面に目がついていた。
第一の生き物は獅子のよう、
第二の生き物は雄牛のよう、
第三の生き物は人のような顔をしており、
第四の生き物は飛ぶ鷲のようであった。
この四つの生き物には、
それぞれ六つの翼があり、
その翼の周りにも内側も目で満ちていた。」
西洋では、
これらを
伝説の怪獣のような扱いで解釈していることが多いようです。
これらを
伝説の怪獣のような扱いで解釈していることが多いようです。
SF映画の影響もあるのでしょうか。
実像から離れた虚像が作られていく典型的な例です。
この節の
四つの獣とは、
意識を四つの要因を観ることが出来る境地に引き上げた状態
という意味になります。
四つの獣とは、
意識を四つの要因を観ることが出来る境地に引き上げた状態
という意味になります。
四つの要因とは、
物質世界、
つまり
幻想(マーヤ)世界を作り上げる四つの力のことを示しています。
創造的力
時間
空間
宇宙原子
のことです。
前にも後ろにも目がついていた
というのは、
物質世界も
霊的世界も含めた
宇宙の実相を観ることが出来た
という意味になります。
というのは、
物質世界も
霊的世界も含めた
宇宙の実相を観ることが出来た
という意味になります。
また一方で、
言葉から想像力を良い方向に働かせれば、
芸術や技術の進歩にも繋がります。
言葉から想像力を良い方向に働かせれば、
芸術や技術の進歩にも繋がります。
また、
想像する力は
自分の体調管理や病気の治療にさえ応用できます。
想像する力は、
破壊にも創造にも使える両刃の刃です。
破壊にも創造にも使える両刃の刃です。
人は、
言葉に依存しすぎています。
言葉に依存しすぎています。
言葉の奴隷となり、
どんなものにでも名前をつけたがり、
どんなことでも言葉で表現しようとします。
言葉に依存しすぎると、
誰かに「大地震が来る」と言われただけで、
心が動揺します。
誰かに「大地震が来る」と言われただけで、
心が動揺します。
「最高の新製品発売」
とか
「半額セール」
と聞いただけで、
欲望が湧き上がってきます。
この錯覚を見極めるためには、
日常で創造性を活かすこと
日常で創造性を活かすこと
さらに
今日の出来事をよく観照することです。
もっと
言葉から離れて、
ありのままを感じる習慣をつけることも大切です。
続きます。
この節の解説は
まだまだ続きますが
ほとんどの人が追い付いていないようです。
一旦休憩しましょうか?
今日もありがとうございます。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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