論文マシーン

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みなさん、おはようございます
２代目ガンちゃん先生です

今日は、論文マシーンのお話

論文マシーンとは、
論文を書きまくる気合いの入ったドクターの事を指します
(注：公用語ではありません・・・)

私の同僚にも、いわゆる論文マシーンがおりまして、

もともと、論文なんて書くわけないって言っていた
この同僚ですが、
人は変化し、成長し、
いつのまにか、今では年間、何本も論文を書き上げます

この論文を書くというのは、
なかなか大変な作業です

まず、
論文のテーマを見つけます
そして、データを集め、
解析をします
解析をしたら、論文用のFigureやTableと呼ばれる図や表を作成して、
実際に論文を書き始めます

論文は、英文で書けば、国際的な学術誌に掲載する事ができます

この論文も、起承転結
Introduction：導入
Method：方法
Result：結果
Discussion：考察の４つに分けて、書きます

だいたい、数千単語の英文に仕上げます
英文が完成したら、
今度は、国際的な学術誌に投稿（Submission)します

投稿したら、雑誌社が
レビューと言って、その論文の質を検証、審査します

審査が不合格であったら、その雑誌社から断られます
断られたら、失意の下、次の雑誌社に移ります

もし審査が合格であったら、
その雑誌社に論文が掲載される事になるのですが、
一発で合格になることはほぼありません

審査の結果、仮合格や半分不合格というのがあって、
沢山の質問や修正が雑誌社から与えられて、
それらに対してちゃんと答える事ができたら、
合格し、掲載となります

これらの作業をコツコツとしていくのは、本当に大変なのですが、
論文マシーンの同僚は、
どうやら、その作業を愉しんでいるようです　（笑
大変な作業工程を楽しめるというのは、最強です

同僚は次から次と論文を仕上げてきて、
そのチェックをするのは私の作業なので、
チェック作業に私もてんてこまいです

ですが、
私1人だけでは
どうしても労力がかかりすぎたり、
時間が足りないところを
補ってくれているので
本当にありがたくて、頼りにしています

そして、何より、
一緒に働く仲間が活き活きと仕事するのは
嬉しいものです

論文を書くという作業は、
患者さまを診療するという事とは
かけ離れた仕事の様に感じますが、

実はそうでもありません

臨床現場での検査、治療、診療で感じた事を、
データを集めて、解析する事で、
感覚でなく、結果として客観的に評価することができます

医師はけっこう印象で診断や治療をしているものなので、
自分が行っている事をちゃんと検証する姿勢は
とっても大切な事なのです

客観的な結果から、見えてくる真実がけっこうあります

さてさて、
どうやら、また論文マシーンが
新しい論文を書きあげようとしているようです

また、チェック作業が回ってきます♪

かくいう私も、巷では
論文マシーンと呼ばれているらしいのですが・・・

“一生懸命”“活き活き”の現れということにしといて下さい

さて、今日は、
岩本内科で診療、治療です
本日も
ガンばりますか

肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記