レンビマとカテーテル治療の組み合わせ 肝臓がんの最新治療

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

怒涛の12月を過ごしております
今週3つの講演がありまして、
今日も講演予定です

有難い限りです・・・と言い聞かせています 笑

本日ご紹介させていただくのは、

癌カテーテル治療と
薬物療法の融合
です

レンビマという肝臓がんで使用される薬剤
これと、

カテーテル治療は相性が良いのではないかと
考えられ始めています

癌の血管を薬の力で減らすのがレンビマ、
カテーテルを使って、癌の血管まで到達して、
薬と塞栓物質を使って物理的に血管を治療するのが
肝臓がんで行われる肝動脈塞栓術です


岩本内科では門脈動脈同時塞栓療法と
初代がんちゃん先生が名付け、質の高い肝動脈塞栓術を行っています

なぜ、この二つの相性が良いか?と言いますと
レンビマで癌の血管を減らすとしても、
全ての血管を薬の力だけで減らすことはなかなか難しいのです

また、カテーテルで治療するといっても、
なかなかすべてを上手に治療することは難しいこともあります

ですので、二つの治療の組み合わせは、お互いの弱点をうまく補うことができると考えられています

たとえば、この患者さま

肝臓がんのステージ2の状態
岩本内科で丁寧にアンギオCTを使って、
門脈動脈同時塞栓療法
を行いました
スライド4
レンビマ後、淡く染まる癌が残存

ですが、この癌はそれでも再発してきたので、
次に、レンビマを内服していただいた後に、
再度、門脈動脈同時塞栓療法を行いました

スライド3
マイクロカテーテルを選択的に挿入し、撮影すると淡く造影される

スライド4
治療後、癌の中に白くなる薬剤が高密度に貯留

レンビマにより
見えないレベルの細い動脈血管が消失した状態で、
追加の門脈動脈同時塞栓療法
です

もともと、レンビマ後非常に血流の無い状態でしたが、
白くなる薬剤は高密度に貯留しており、
高い治療効果が狙えます

今まで、癌ゼロにしにくかった癌のタイプも、
この組み合わせによって、癌ゼロ目指せるようになるかもしれません
薬物療法が進歩する中、
質の高いカテーテル治療と手を取り合って
最善の治療を目指していきます

本日も治療です
さて、ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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