≪私の記録 110≫ 主治医の印象。デポ注射 10回目。

    2007年9月30日(日)

今日、ショッピングセンターの入り口で
主治医に会った

先生は出入り口の前にファミリーカーを停め、
大量の食料品を積み込んでいた

それに気づいたのは、
一緒にいた私の彼氏

彼は先生に2度しか会っていない

1度目は、私の手術の前日

カンファレンスルームで
手術に向けての説明を聞いたとき

2度目は、
病室でほんの一瞬会っただけ

なのに、
「私服姿の主治医によく気がついたなぁ...」と
思った

そして勘ぐった

「私の病気のことで、
 私の知らないところで
 先生と密会しているのではないか...」

それは、たとえば、
“私が末期で、今後のことを話し合っている...”
という妄想

ジーンズ姿の先生は、ちょっと腰ばき

白衣姿(先生はいつも緑の手術着を着ていた)より、
相当若く見えた

  後日、病院のHPで実際に若いことを知り、
  かなりの衝撃を受ける

私が入院していたとき、
先生は朝から晩まで手術をして
本当に忙しそうに見えたけど、
こうして家族で買い物に来ることもあるんだな...

しかも、家族と一緒に
食料品の買い物につきあうなんて、
見た目より家庭的なんだな...

今まで、
「先生はコワい」と思っていたので、
 (見た目や口調がけっこう怖い印象だった)

私的な部分を垣間見て、
意外と優しいのかも...と思った

これで少し悪い印象(?)が取れて、
気楽になれたかな

    2007年10月2日(火)

デポ注射 10回目

9月12日にみつけた、
右胸のしこりのこと云ってみる

先生は触ってみただけだけど、
大丈夫らしい

来月で、乳がんがわかってから1年になる

濃~い1年だった

病気...病気...だったけど

人生観も変わったような気がする

    2007年10月3日(水)

生きているのがイヤになる...

いいこと、何もない

毎日毎日、病気のことしかない

これから先も、何もない...

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Source: りかこの乳がん体験記

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