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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生
です

お知らせがあります

私、2代目ガンちゃん先生が

7月7日 日曜日
13時から

兵庫県神戸市 勤労会館にて

肝炎友の会の講演会で
話をさせて頂くことになりました

詳細は、またブログでご連絡しますが、
ご興味のおありの方は

岩本内科医院(093-961-4118)まで
お問い合わせください

本日ご紹介しますのは、

ステージ4B
極めて進行した肝臓がんの患者さま

門脈にも下大静脈にも
胆管にも癌が浸潤している状態
であります

内服の抗癌剤である
レンビマを2月まで内服されていたようで

レンビマが効かなくなった時点で
さじを投げられた患者さまです

岩本内科に5月末に
黄疸が出た状態
で来院されました

もっと早い段階で来ていただきたいのが
正直なところです

肝臓内は癌で埋め尽くされており、
副腎に転移
があります

スライド2
スライド3

肝予備能は
黄疸の数値以外は
まだ保たれていて、
おそらくもともとの肝臓の機能は
良い方なのです

減黄処置をして頂き、

カテーテル留置を
出来る限り負担の内容に短時間で
行い

結局、1時間程度で留置しましたが

そして肝動注化学療法
New FP療法
を開始しました

スライド4

簡単に肝不全に陥る状態ですので、
細心の注意を払って薬を流します

1回目の治療後ですが、
肝機能はまったく落ちず、
黄疸の数値も下がり傾向にあって

治療のスタートとしては
順調です

レンビマなど
内服の抗癌剤の選択肢が増えてくる事は
とても良いことです

ですが、
絶対的に
こういう経過の患者さまが
増えてきます

レンビマの奏効率は
40%弱と
とても良好な成績
ですが、

残りの60%は
奏効ではないのです

効果がほどほどでも
継続する場合もあります
それも理解できます

ですが、
ほどほどで、
まだ他の治療のチャンスがあるのであれば、

次の治療を速やかに考えるべきです

もし、自分がその治療ができないのであれば、

その治療ができる医師に紹介をすればいいのです

医師は
それぞれプライドもあったり、
病院、大学間の派閥もあったりと

自分たちが出来ないからと言って、
他の病院、医院に紹介することはしません

でも、、それじゃいけません
自分の患者さまではありますが、
当然ですが、
自分のものではないのです

せめて、
患者さまが他の病院の医師の意見を
聞きたいということであれば
速やかに、

タイミングを逃すことなく
受診させるべきなのです

医療の主体は
“患者”であり、
医者ではありません

こういう風に書くと
患者さまが望む限り
積極的な治療をするべきなのか?と
言われますが、

そういう訳ではありません

医学の限界というのは
残念ながらあります

ですが、医療の主体である
患者本人が
病状を理解して、納得して
治療を受ける、
もう治療が出来ないと悟る

そういう医師患者関係を築く必要があるのです

この状態から
どこまで改善できるか・・・
分かりませんが、

可能性がある限り・・・
あきらめません!

・・さて、本日も
ガンばりますか・・・

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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