認知のゆがみ  ~クレーマーという病状~

カウンセラー

プロ野球の某西武ライオンズさんで、選手の妻が同じチームの選手の妻に対して

 

SNSで誹謗中傷するという事件がありました。バレたらどうなるんだろうって思わなかった

 

のかということですが、そう考えられないから「身内」に攻撃を仕掛けるのでしょうね。

 

 

 

同じような”症状”にクレーマーが挙げられます。ご存知とは思いますが、クレーマーとは

 

『商品の欠陥あるいは自分(顧客)への接遇などについてしつこく苦情を言う方のことで、

 

その苦情が正当ではなく、周囲から見て言いがかりだと受け取られる場合に該当します。

 

「周囲から見て言いがかり」なのに「自分から見れば正当」だと思ってしまうのが特徴なの

 

ですが、この場合は明らかに「認知のゆがみ」が見られます。

 

認知のゆがみは、同じような現象(たとえば、購入したお弁当が気に入らなかった場合に、

 

大部分の方は「仕方ないな」で済ませるところを、「この弁当屋は、私に攻撃を仕掛けて

 

きた」と、脳の不安中枢が感じてしまいます。

 

攻撃されたという不安 → 脳内の怒り → 相手にも攻撃しなければ → クレーム

 

という構造が生じます。わざと弁当の中に虫を入れたり、腐ったように加工してSNS

 

にアップしたりとか。

 

本来なら、「この程度で文句を言っても仕方がない」「クレームをつけることはできても

 

コストパフォーマンスが悪すぎる」「気分を変えた方が楽」だという抑制が働くのですが、

 

認知が歪んでいる場合は、本能的な「怒り」が優先してしまうのです。

 

 

当然ですが、総合的に考えられないために「バレる」ことまで考えられません。

 

 

 

クレーマーさんにはパーソナリティ障害の方が多いため、カウンセリングで改善する

 

ことはとても少ないです。カウンセラーに対しても

 

 

私が悪いって、どゆことドンッドンッドンッメラメラメラメラメラメラ

 

 

と怒り(このカウンセラーは私を攻撃しているという不安)が勝手に出てくるために

 

そこでもクレームの発生する可能性が高いのです。

 

「自然に出てくる不安や怒り」を抑えることはできません。ご家族に同じような

 

症状の方がいる場合は、先にご家族様だけでお越しくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Source: 週刊山手心理相談室

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