おはようございます。
皆さんはVIX(恐怖指数)とFear & Greed Indexをご存知でしょうか。
簡単に言えば、株式市場への参加者が今の相場にどの程度恐怖を感じているかを推し量る指標です。
株式投資で大きな利益を得るためには、思い切って大衆と逆の行動を起こす必要があります。
他人と同じことばかりやっていては大きく勝つことはできません。
よって、市場が悲観状態にある時に買うのが正解となりますが、市場が「楽観状態」なのか「悲観状態」なのかを判断することは容易ではありません。
そんな時にVIXやFear & Greed Indexを目安にするとよいでしょう。
【投資タイミングの参考に!】VIX(恐怖指数)とFear & Greed Indexの解説
市場が恐怖で埋め尽くされている時に買い出動しよう
投資格言の1つに「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。
株式投資で利益を得るためには、思い切って大衆と逆の行動を起こす必要があるという意味の格言です。
例えば、
・これまで投資に興味が全くなかった方が株式投資を始めようと興味を持っている
・テレビやウェブニュースで株高が取り上げられることが多い
といった投資熱の高い局面で投資を始めるのは危険性が高いです。
逆に、誰もが沈黙して元気を失うようなら悲観的な相場の時に買い出動すれば勝てる確率は非常に高くなります。
ところが、「悲観的」というのは主観が大きいためどのように判断すれば分からないという方が多いでしょう。
そんな時、目安になるのがVIX(恐怖指数)とFear and Greed Indexです。
VIX(恐怖指数)30以上は買い!?
先にVIX(恐怖指数)について解説します。
VIXは数値が高ければ高いほど市場参加者が恐怖を感じていることを意味します。
以下が2022年始〜現在のVIXのチャートです。
株価が下落するたびにVIXが急上昇していることがわかります。
1つの目安として、VIXが30以上の局面は買い向かっても大きな怪我をする可能性は低いでしょう。
過去5年のチャートだと以下の通りです。
2020年春のコロナショックの時はVIXが60以上という恐ろしい数字をつけました。
一般的に、VIXはじわじわとした変化よりも市場が急激に変調した時に上がりやすい傾向があります。
不景気が長引くと株価下落のわりにはVIXが上昇しない(要するに投資家が恐怖に慣れてしまった)可能性があるので注意しましょう。
Fear & Greed Index 20未満は買い!?
Fear and Greed Indexは以下のサイトから確認することができます。
参考までに、本記事を執筆している9月30日時点でFear and Greed Indexは15でした。
この指数の見方ですが、
<25:Extreme fear(極度の恐怖)
25-45:Fear(恐怖)
45-55:Neutural(中立)
55-75:Greed(強欲)
75-100:Extreme greed(極度の強欲)
となっています。
1つの目安として、Greed & Fear IndexがExtreme fear(極度の恐怖)を指している時に株を多めに買うとよいでしょう。
逆に、この指数がGreed〜Extreme greedの時はあまり良い買い場とは言えません。
とはいえ、好調な相場が続くといつまで待っていてもGreed & Fear Indexが下がってこないこともあります。
あまり長い期間現金で置いておくと機会損失のリスクもありますので、毎月の積立投資はコツコツ継続しつつ、スポット買いのタイミングとしてVIXやFear & Greed Indexを参考にするのがよいでしょう。
まとめ
市場が恐怖に包まれている時に株を買うのが勝利の鉄則ですが、VIXやFear & Greed Indexを目安にするのもよいでしょう。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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