今日は、リカバリーの日。
お看取りはいつも、その後、落ち込む。
大切な方をお送りした後だ。落ち込んで当然。
で、それを悪いとは思わない。
だが、できるだけ、その時間を短くしたい。
なぜって、僕を待つ患者さんが居るからだ。
お看取りの翌日は、必死にリカバリーにあてる。
夏は、片男波で浮かぶのが恒例だが、
春と秋と冬は、そうはいかない。
できるだけ一人の時間を作るようにしている。
音楽に没頭したり、美術館に行って絵を見たり、
ドライブして、海を眺めながら、車の中で一人寝たりする。
母の死を経験し、あれ以来、さらに、
このリカバリーが難しくなった。
どうしても、比べてしまうからだ。
昨日、尊厳死協会関西支部の仲間と
今後の活動の打ち合わせをした。
今日のリカバリーの日、
その活動と母の死のことを考えていた。
ここが僕の死に場所だと思えてきた。
全身全霊をかけて、取り組みたいと思っている。
僕は、これからも患者さんの尊厳を守りたい。
離さないって決めたから、守りたいと言ったのさ
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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