先生、ゴメンナサイね、こんな話訊いて。
その時は来てほしくないんやけど、もしもし、
その時が来たら、どうなるん？そう、えっと、、、
診断書、そう死亡診断書、書いてもらうでしょ。
それでその後は、どうなるの？どんな流れなの？
その話を聴いてたお父さんも、
嫁さんには生きておいてほしいんやけど、まだまだ
オムツ交換も、ご飯食べさせるんもしたいんやけど、
訊いとかなよおわからんし、初めてやし。
ワシの両親の時は、死に目には逢えんかったから、、、
いよいよが迫っている中の、初めての終活の話だった。
ご本人のお身体の変化に応じることは、今までの訪問診療、
ザイタク医療の中で、ご家族で、しっかり取り組まれ、
そして、学ばれ、食事介助や呼吸リハや体交やオムツ交換、
更には褥瘡処置まで、ありとあらゆることが出来るようになっておられる。
僕が一日の診療が始まる前に、訪問しても、
パジャマ姿の娘さんと、まだ眠そうなお父さんが、
ちゃんと、お家の中に招き入れてくれる。
僕もザイタク医療の一部にしてもらえてるのを実感する。
そんな中の、初めての終活の話だった。
死亡診断書をお渡しした後はですね、
埋葬許可書が役場から発行されるので、
それで、火葬できる日取りが決まるので、
慌てなくてもいいですよ。葬儀屋さんも、
それからで間に合いますから、大丈夫。
どこの葬儀屋さんもちゃんとやってくれます。
なんしか、死亡診断書があれば、大丈夫。
先生、ホントごめんなさい。こんな話を聞けるだけでも、
私達親子は安心できるんです。母をちゃんと送ってやりたくて。
そばに先生がいてくれるだけで、それでいいの。
今朝の朝一の訪問は、終活のお話しがほとんどでした。
ザイタク医療って、やっぱり、こんなだけど、素晴らしい。
そばに誰かいないと♫『ザイタクの灯り』
あ、ちゃうわ、『街の灯り』です。
良かったら聴いてください。
それにしても大地真央さん綺麗やなあぁ
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