おはようございます。
早いもので2022年ももう終わりですね。
弊ブログは基本的に毎日1記事ずつアップすることを目標にしており、今年もその目標を達成できたことを嬉しく思います。
弊ブログを訪れていただける読者の皆様の応援なしには達成できない目標ですので、この場を借りて感謝申し上げます。
来年も皆さんの役に立つ記事をアップできればと思いますので、引き続きよろしくお願いたします。
本日は、2022年に弊ブログで読まれた回数が多かった記事トップ5を振り返ります。
2022年アクセス数ベスト5の記事を振り返り!VTとオルカン、新NISA、暴落がキーワードでした。
第1位:本家VTからeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)への乗り換えはアリ?
第1位は「本家VTからeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)への乗り換えの是非」に関する記事でした。
昔は全世界株式に投資できるまともな低コスト投資信託がなかったので、多少手間をかけてもVTに直接投資する価値がありました。
楽天VTやeMAXIS Slim全世界株式、SBI・全世界株式インデックス・ファンドの登場で時代は一変し、オーソドックスな世界分散投資は投資信託で十分な時代になりました。
投資信託を選ぶメリットとしては、
・分配金の二重〜三重課税を取り戻すための確定申告時の外国税額控除の手続きが不要
・米ドルへの両替が不要で、最低100円から投資可能
・クレジットカード積立でポイント還元アリ
・「毎月〇〇円」と金額指定で積立も可能
などが挙げられます。
唯一悩む点としては、これまでにVTに長い期間投資しており、すでに含み益が相当な金額まで膨らんでいるケースです。
この場合、売却してしまうと利益に対して20.315%の税金がかかりますので複利の効果が落ちてしまいます。
今までに購入したVTは引き続き保有し新規買付分をオルカンにするか、VTを売却するなら2024年から始まる新NISAでオルカンを買い直すのがよいでしょう。
第2位:新NISAのベストな活用法を考察
第2位は「2024年開始予定、新NISAのベストな活用法考察」に関する記事です。
ほぼ同じアクセス数で以下の2記事が並びました。
新NISAは興味をもっている方が多い印象で、新NISA自体がつい先日発表されたばかりなのに今年のアクセス数No.2にランクインしました。
新NISAの重要なポイントとしては、
・非課税で投資、運用できる期間が恒久化される
・年間投資枠が最大360万円まで拡大する(つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円まで)
・生涯投資枠が合計1800万円まで拡大する
・つみたて投資枠は長期運用に適した投資信託がメイン、成長投資枠では個別株、ETFにも投資可能(今現在のつみたてNISA、一般NISAの延長に近い)
などが挙げられます。
まだ未確定な部分もありますので、2023年以降も最新情報を見守っていく必要があります。
第3位:eMAXIS Slim全世界株式の「除く日本」と「オール・カントリー」の違い
第3位は「eMAXIS Slim全世界株式の「除く日本」と「オール・カントリーの違い」です。
私の意見としては、
「日本の将来に悲観的な意見が多いけれど、将来のことなど誰にも分からないのだから、全世界市場を丸ごと購入してしまった方がシンプルで分かりやすい」
です。
よって、私がどちらか一方を選ぶならばオール・カントリーになります。
しかし、実際には全世界の中で日本株の占める割合が6-7%程度に過ぎないことから、今後日本株が急成長しない限りは両者のリターンはほぼ一致します。
米国以外の国に関しては、一国を除いたり加えたりした程度では大きな差は生じないのが現実であり、あまり深く悩む必要はないと思います。
第4位:本家VTとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)どちらを選ぶべきか?
第4位は「投資初心者にはVTよりもeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がおすすめ」でした。
第1位の記事とほぼ同じ内容の質問ですね。
これから投資を始める方は何も考えずeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)でよいと思います。
VTを積み立て始めて、後に「こんな面倒ならやめておけばよかった」と思う可能性はありますが、オルカンを積み立てて後悔する確率は低いです。
それくらいオルカンは全自動で楽です。
VTも慣れればまったく大変ではありませんが、オルカンと比べてしまうと酷です。
究極的には、投資初心者の方は「現金とオルカンを何対何で保有するか」だけを考えて投資を始めるのがよいでしょう。
第5位:暴落局面において個人投資家が実践すべき3つのこと
第5位は「暴落局面において個人投資家が実践すべき3つのこと」でした。
例年、暴落に関する記事が上位にランクインすることはありませんので、今年の相場を象徴していると思います。
投資初心者が暴落のタイミングを正確に予測して回避することは不可能ですので、長期投資の航路を守るための事前準備が鍵を握ります。
具体的には、
1) 大暴落を乗り越えられる金融商品に投資ができているか
2) アセットアロケーション、リスク許容度の確認は十分か
3) 暴落時の買い足し計画が明文化され、無理のない資金計画になっているか
を確認することが重要です。
長期投資では暴落は買い足しのチャンスなのは間違いない事実です。
しかし、現実には大半の方が非合理的な行動ばかり起こしてしまい、そのチャンスを活かせる方はごくわずかです。
余計なことをしてリターンを逃すくらいならば、はじめから何もしない勇気を持つことも重要でしょう。
まとめ
2022年の人気記事ベスト5を振り返りました。
VTやオルカン、新NISA、暴落への対処法などがキーワードでした。
来年も引き続き弊ブログをよろしくお願いいたします。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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