2008年8月27日(水)
「あと1年です」――
命の期限を突きつけられたら
どうするだろう...
誰でも命に期限はあるのだが...
1年どころか、半年...
いや、3か月...
いや、1か月――
まぁ、あと1か月だとしたら、
告知はされないだろうけど
余命が短いと知ったら...
私だったらきっと、
なにもできないだろうなぁ...
うーーーん...
複雑すぎて、文字にできない...
昨夜、あまりよく眠れなかった
眠れそうになると
苦しくなって目が覚める――
そんなことが何度も繰り返された
そんなときは、
決まって治療をやめたくなる
「薬をやめて、楽になりたい」と思う
でもその裏で、
再発・転移のことを考えると
簡単に答えを出せないのも事実
『そんなに命が惜しいのか...』
仕事も家庭も...
守るべきものは、何ひとつないのに
生きている意味なんてないのに
それでも“生”への執着がある
それは、
“生きようとする本能”なのだろうか
私は、生かされている――
5年もがんを放置したのに、
二重丸◎のこの結果
きっと私にすべきことがあるのだろう
生きていることの試練を
与えられているのかもしれない
...なんて、
勝手にいい方へ解釈している
『自分らしく生きる』って、
どういうことなのだろう...
2008年8月29日(金)
蒸し暑い...
きのうからジメジメだ
...と言っても、
気温は26℃ほどしかないのだが...
相変わらず天気が悪い
もう2週間以上は
まともに青空を拝んでいない
このあいだも2週間くらい天気が悪かった
おまけにストーブを焚くくらい寒かった
が、暑いと
やっぱり身体、つらいなぁ...
きのうも寝つきが悪かった
つらくて
ベッドの中でゴロゴロ動き回っていると、
悲しくなることばかり頭に浮かんでしまう
もう、そうなってしまったのだから
仕方のないこと
諦めなければならないことなのに
未だ現実を受け止められずにいる
病気である現実を受け入れて
違う人生を
歩いていかなければならないのに...
そして最終的には、
『生きていても意味がない』
...というところに行き着く
「人は目標がなければ
本当に生きていけない生き物なんだなぁ...」
と、実感する
「生きていても意味がない」
とか、
「もうどうでもいい」
と思いながら、
毎月毎月、きちんと
デポを打ちに治療に行っている私って...
なんなのだろう...
2008年9月1日(月)
相変わらず眠れない日が続く...
そして相変わらず天気もよくない
今週もまだパッとしない日が続きそうだ
湿度もジメジメ...
余計、気が滅入る
きのう、ショッピングセンターの
食料品売り場で、
またまた先生にばったり会った
いつも家族4人で
買い物に来ている先生
「あれ? 先生の2人目のお子さん、
こんなに大きかったっけ?
生まれて間もなかったような...」
と思ったが、
前回会ったときは1年前
大きくもなるか...
実は前日、彼と、
「あした、
なんか先生に会いそうな気がする」
と、話していたところだったが、
まさか本当に会うとは...
先生は、医師としての仕事だから
なんとも思わないかもしれない
が、毎月お腹にデポ打たれたり、
おっぱいを見られたりしている私としては、
病院の外で先生と会うのは
なんだか少し気恥ずかしいような気がする
そんな中、早くもあしたはデポの日
時間が早く経ちすぎて、戸惑ってしまう
このままだと
すぐにおばあちゃんになりそうだ
「これではいけない。
なにかしなければ...」
と焦るが、
なにをしていいのか皆目見当もつかず...
後悔はしたくないが、
(いや、半ばしているかもしれない)
「こうやって、
一生を費やしていくのだろうな...」
と、痛切に思う
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Source: りかこの乳がん体験記
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