命が長かろうが短かろうが。

医療機関

外孫のひ孫さんもやってきて家族みんなでお食事会をして、

寝て過ごすお母さんの横で、ワイワイと過ごされた日曜日。

 

今日は、良い日だったんですね?

 

酸素の値も、すごくいい。お家に帰られ1週間を過ぎた。

その中で、一番の酸素の値だ。不思議と病院の先生の予想の予後に反して、

日に日に呼吸状態が改善する摩訶不思議。きっと、良い一日を過ごされたのだろう。

 

それでも、主介護者の娘さん、浮かぬ顔。

 

なんか、元気ないですね、娘さん?

 

先生、私ね、昨日の夜中ね、上手くしてあげれんかったん。

オムツも、出てへんのに、夜中寂しいからか、わからんけど、

私のこと起こして、オムツ見て、言うんよ、出てへんのに。

そのまま、寝ちゃってて、お母さんに悪い事したなあって思って。

 

 

そんな自分への愚痴をこぼしながらも、今日も、

お母さんの命を越えた暮らしが大切な娘さん、

 

先生、こんな日でも、今から、端座位取って呼吸リハ!

お時間ありますか、先生?母を座らせてやりたくて。

先生来るのに合わせて、座らせようと思って。待ってたんです。

 

 

と来たもんだから、こちらも嬉しくなって、元気よく、

そりゃあ、もちろんです!!!と、お返事し呼吸リハを開始した。

 

 

 

命の有る無しに関係なく、暮らしていれば、

そこには、ぶつかり合う愛だってある。

 

母に一日でも長く生きていて欲しい娘は、

ただ単に命を延ばそうとするのではなく、

母のこれからの暮らしに常に思いを馳せている。

こんな終末期の状況においても、だ。

 

 

母娘って、本当に素敵だなって思った。

今日もザイタクは美しかった。

 

 

何故だかわからないが、

今日はこの曲が頭に浮かんだ。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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