「いつ死んでもいいや」
そう思ってきた人生
乳がん告知を受けて、初めて、
「死にたくない」
と、思った
あんなに、
「死んでもいい」
「死にたい」
そう思っていたのに
どうやら『生きたい』という本能が
私にも備わっていたらしい
が、その後、つらい治療がはじまる
再発の不安も拭えない
なにより、
副作用にただ耐えるだけの日々に
生きている意味を見い出せなくなっていた
そこには希望も目標も、
なにもなかった
「もういいかな。
もう充分生きた。
もう一生分、生きてきた」
がんがわかって、
「私、死ぬの?」
「いつまで生きられるの?」
一瞬でもそう思ったのに
あんなに
「死にたくない」と心が叫んだのに
なのに、どこか
生きることを諦めかけている自分がいた
頑張ることの意義、
生きていくための目標、
楽しみ、
笑顔...
心の中からすべてが消えていた
がんとの闘いはとても孤独だ
眠れないつらさも、
食べられないつらさも、
得体の知れない具合の悪さも、
心の痛みも
時々、
そんな大きな力に負けそうになった
“乳がん”という病から
助かるはずの治療
なのに、代償があまりにも多すぎた
“乳がん”という病から
命を救うはずの治療
なのに、生きる意味さえ失う病
“がん”は、
身体だけではなく、心まで蝕む病だ
そんなことを繰り返し、
乗り越え、
今の私がいる
「私、元気になれますか?」
と、聞かれることも多い
「私はそんなふうに
元気にはなれない」
そう言われれることも少なくない
「時間はかかるかもしれないけれど、
必ず元気になれます」
「ゆっくりかもしれないけれど、
絶対、元気を取り戻せます」
自信を持ってそう答えているが...
実際、
「がんになって死にたいと思った」
と考えたことがある人が
意外と多いことに驚かされる
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Source: りかこの乳がん体験記
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