≪私の記録 160≫ デポ注射 23回目 ② / 亡くなった先生と...

毎回毎回、本当に、
「先生って大変だなぁ...」と思う

1日何十人もの患者を診て、
きっとそれぞれのライフスタイルを把握して
対応もしていると思うし、

「頭の中、
 よくごちゃごちゃにならないなぁ」

と...

私の主治医はそういう意味では、
患者(私)のことを
よく理解してくれているほうだと思う

というより、
こんなに重い病気になったこともないし、
長期間に及ぶ治療もしたことがないし、
医者とこんなに関わってことはないから
よくわからないけれど

まぁ、いろいろと私のことは
覚えてくれているみたいだ

外来での先生は、とっても怖い印象

でも入院したとき、病棟では
外来のときとは
全然雰囲気が違っていて、
気軽に話せそうな感じだった

ショッピングセンターで会う先生は、
いつも家族と一緒

2人の幼いお子さんもいて、
“優しいパパ”というイメージだ

今日、病院に行くとき、
いつものバス停に着いたら、
バス停の横にある整骨院の中が見えた

私が事あるごとに通っていた整骨院

ホルモン治療の副作用の腱鞘炎でも
少し前まで通っていた

そのとき、

「実は、
 私もいつどうなるかわからないんです」

と、云っていた整骨院の先生

あれからたかが1か月ほどで
急逝してしまった

私よりまだ若いのに

窓のカーテンも取っ払われ、
部屋の中が
きれいに整理されいるのが窓から見えた

がらんとしている院内は
とても淋しく感じた

窓には、
『空室あり』の看板

いつも来ていた患者の車は、
駐車場には一台もない

人が住んでいる気配はなかったが、
ふと2階を見上げると、
窓にレースのカーテンがかかっているのが見えた

...と、ちょうどそのとき、
郵便配達が来た

どうやら先生のご両親が
2階に住んでいるのかもしれない

整骨院の、
あの見慣れた看板も外されていて、
本当に先生が亡くなったこと、

そしてこの整骨院が
本当になくなってしまったことを実感して、
とても淋しくなった

悲しくなった

切なくなった

先生が亡くなる直前まで
この整骨院に通っていたこともあり、

また、先生が亡くなった原因もがんで、
とても他人事(ひとごと)とは思えない

重くて、切ない

それに、
先生の話(病気のことや、
 お子さんに遺して逝かなければならないこと)も
色々と聞いていただけに、
余計につらい

きのう、
“最近、体調がよい!!”と喜んでいたのに、
今日、病院に行く前から少しおかしくなって、
病院ではずーっとホットフラッシュ状態

短時間で
よくもこんなにコロコロ変わるものだと
感心する

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Source: りかこの乳がん体験記

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