おはようございます。
当ブログの読者の方から以下のご質問をいただきました。
先日回答いただいたものです。
1300万円の余剰現金をちゅり男さんのブログをさらに拝見して、以下に投下しようと考えています。
・太陽発電(8割)
・ウェルスナビ(8割)
・現金2割
ウェルスナビに投下してプロが実施する資産運用の流れをみつつ、投資の勉強をあわせてやって、チャートをみれるようにしつつ。
現金2割については、数年に一度くる株価暴落のタイミングに投下を考えています。
太陽発電は今参入するのはもうタイミング遅れかなとも思っていますが、ちゅり男さんが投資初心者のわたしならどう動きますでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、私ならば今のタイミングでウェルスナビと太陽光発電は考えません。
以下でその理由を解説します。
今からウェルスナビや太陽光発電に参入するのは適切か?
ウェルスナビは1.0%の手数料が割高
ウェルスナビをなぜ利用しないかと言うと、単純に1.0%の手数料が割高だからです。
外国株購入手数料だけでなく、為替手数料やリバランスの手数料も含めて1.0%ですので良心的ではあるのですが、それでも割高な感は否めません。
長年株式投資を実践している方であれば、株式投資でコンスタントに1.0%リターンを向上させることがいかに難しいかよく分かっていると思います。
1.0%のコストがかかるということは、逆に言えば1.0%分確実にリターンを下げるわけですから、コストは限りなくゼロに近づくよう工夫すべきです。
ウェルスナビのポートフォリオとは?
ウェルスナビのポートフォリオは、以下のサイトで無料診断をすれば見ることができます。
シミュレーションをしてみれば分かりますが、ウェルスナビは以下の6つのメジャーなETFをリスク許容度に応じて異なる割合で保有する仕組みになっています。
1) VTI:米国株
2) VEA:米国以外の先進諸国
3) VWO:新興国
4) AGG:米国総合債券
5) GLD:ゴールド
6) IYR:米国REIT
これらの6つの商品はメジャーなETFですので、ウェルスナビを利用しなくても個別にアクセスすることは可能です。
ただし、6つもの商品を保有してリバランスをするのが手間であれば、1)〜3)の株式部分はVT一本にまとめてしまってもよいでしょう。
シンプルにVT+AGG or BNDで運用するのもあり
私は基本的に、
1) 株式投資にはできるだけ手間をかけない
2) コストはできるだけ低く、広範囲に分散された商品を購入する
3) 本業からの入金に集中する
このスタンスをとっています。
ウェルスナビのポートフォリオを参考に、それを一般の方向けにアレンジするのであれば、以下のステップもありでしょう。
1) ウェルスナビのシミュレーションサイトで自分のリスク許容度を測定する
→「株式:株式以外」の割合を把握する
2) 株式部分はVTで代用する
3) 株式以外の部分は米国債券ETF一本(AGG or BND)で代用する(もしくは金併用)
このやり方ですと、初心者でも簡単にリバランスが可能で、ウェルスナビとほぼ同等の成績をおさめることが可能だと思います。
太陽光発電は今から参入するには遅すぎます
次に、太陽光についてですが、今から始めるのでは参入タイミングが遅すぎますのでやめておきましょう。
最も美味しい果実はすでに別の人たちに食べ尽くされてしまっている状態です。
このような市場では、基本的に後から参入すればするほどババを引く確率が高くなります。
また、投資を始めたばかりの頃にいきなりレバレッジをかけようとしないことが大変重要です。
まずはレバレッジをかけずに現物で運用し、値動きになれてからでも遅くはないでしょう。
初心者の頃にいきなりリスクを取りすぎることは投資で失敗する大きな原因の一つです。
まとめ
ウェルスナビは手数料が1.0%と割高ですので、ポートフォリオを参考にするにとどめ、ご自身で運用した方がよいでしょう。
太陽光発電は参入に適したタイミングはすでに過ぎています。
【ウェルスナビ】
ウェルスナビは商品コンセプトは大変優れています。手数料が0.5%くらいまで下がると魅力が増すと思います。
こんな記事も書いています。
資産配分を考えるうえでmy indexなどのシミュレーション・ツールも有用です。
投資で重要なのはとにかく焦らないことです。ライフステージにあわせて無理なくコツコツ継続することが重要です。
個人的に、バランスファンドの資産配分よりもウェルスナビの資産配分の方が好みです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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