超おすすめアニメ⑤『ひぐらしのなく頃に』の感想を書く!【評価・解説】

その他ドクター

 

最近Dアニメストア(月額400円でアニメ見放題)を契約した。

今回見たのは10年ほど前に大ブームになったという「ひぐらしのなく頃に」。

実際の殺人事件との関連でも注目されたそうだ。

前期、後期合わせて50話とかなりボリュームがあるが、面白かったので紹介する。


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ひぐらしのなく頃にのあらすじ

あらすじ

山奥の寒村・雛見沢に引っ越してきた前原圭一は、クラスメイトたちと楽しい日常を過ごしていた。

そんな中、毎年6月に行われる祭「綿流し」の日に連続怪死事件が起きていることを知る。

 

ひぐらしのなく頃の原作は、全8章から構成されるノベルゲーム。

それぞれの章は独立しており、少しずつ状況が異なるパラレルワールドである。

 

  1. 鬼隠し編
  2. 綿流し編
  3. 祟殺し編
  4. 暇潰し編
  5. 目明し編
  6. 罪滅し編
  7. 皆殺し編
  8. 祭囃し編

 

1~4章が出題編とされていて様々な謎が提示される。

後半の5~8章が解決編で事件の真相が少しずつ明らかになる。

 

ひぐらしのなく頃にがオススメの理由

 

①設定

ひぐらしのなく頃にのアニメの図

一見美少女アニメのようだが、ストーリーは閉鎖的なムラを舞台にした日本の土着的ホラー。

ひぐらしのなく頃にの紹介の図

夏祭り「綿流し」の日に毎年発生する連続怪死事件。この事件は村の神・オヤシロさまの祟りとして村人に畏れられている。

こういう呪いとか祟りとかが好きな人にはたまらない設定である。

 

②怖さ

 

ひぐらしの特徴は得体のしれない展開と、日常から急転するギャップから来る恐怖感。

第一章(最初の4話)を見ただけで存分に怖さを味わうことができる。

陰惨な雰囲気、緊張感、絶望感は他の追随を許さない。

ひぐらしのなく頃にの圭一の図

まさかこんな展開になるとは、序盤の雰囲気からは想像もできなかった。

 

③謎・伏線

 

物語は謎だらけ。理解不能なままどんどん謎のスケールが増していく。

そして5章以降でようやく少しずつ真相が明らかにされていく。

本格ミステリーを期待したファンからは非難の声もあったようだが、ほぼすべての伏線がきちんと回収されるので、伏線好きのミステリーファンは十分に楽しめるはず。

 

これらの要素が自分にとって、どストライクだった。

 

ひるらしのなく頃の章立て

 

出題編と解答編は以下のようにリンクしている。

1鬼隠し編⇒6罪滅し編

2綿流し編⇒5目明し編

3祟殺し編⇒7皆殺し編

4暇潰し編⇒8祭囃し編

 

ゲームであればプレイ順に注意する必要があるが、アニメであれば頭から見ていけば問題ない。

アニメは前期が1~6章。後期が7、8章とオリジナルエピソードの厄醒し編を描いている。

全50話の大ボリューム。

 

前期(ひぐらしのなく頃に)

  • 鬼隠し編:4話
  • 綿流し編:4話
  • 祟殺し編:5話
  • 暇潰し編:2話
  • 目明し編:6話
  • 罪滅し編:5話

 

後期(ひぐらしのなく頃に解)

  • 厄醒し編:4話
  • 皆殺し編:8話
  • 祭囃し編:11話

 

以下ネタバレあり

 

ひぐらしのなく頃にのネタバレ感想

 

本作は不思議系のレナと、姉御(ツンデレ)系の魅音とのダブルヒロイン体制。

ひぐらしのなく頃にの伏線の図

 

しかしこのダブルヒロインの豹変っぷりがヤバい(魅音は濡れ衣だけど)。

ひぐらしのなく頃にの解説の図

 

萌え×グロという新しいジャンルを確立したと言えるだろう。

ひぐらしのなく頃にのレナの図

天然不思議系ヒロインかと思われた竜宮レナは、鉈を振り回す唯一無二のヒロインだった…!

ひぐらしのなく頃にのネタバレの図

ひぐらしのなく頃にの鉈の図

 

また主人公がひたすら理不尽に酷い目に遭うバッドエンドを繰り返すのは、不条理系ホラー好きにはたまらない展開。

第一章、いきなり主人公がヒロインを惨殺するという衝撃のバッドエンドに引き込まれた。

ひぐらしのなく頃に鬼隠し編の図

さらに謎が謎を呼ぶ魅惑の展開。

 

  • オヤシロさまの祟りは本当にあるのか
  • 雛見沢を牛耳る園崎家は事件に関与しているのか
  • 大臣の孫誘拐事件の実行犯だった傭兵部隊の謎
  • 色々な場面で出てくる注射器は何なのか
  • なぜ雛見沢は壊滅するのか

 

「見えているものが幻覚だった」とか、「原因がウイルスだった」というオチは非難が多かったようだが、ほぼすべての伏線を回収したのは驚異的である。

浦◯直樹のマンガと比べたら、ひぐらしの凄さがよくわかるだろう…。

 

まとめ

 

解決編になるとホラー要素が薄れて、王道展開になってしまうのはやや残念だったが、これだけの話数を一気に見させる物語の魅力はスゴい。

一番好きなのは「目明し編」。

色々な伏線がうまく回収されながらも、重要人物がすべて殺されてしまうため、肝心の謎はまったく解明されないもどかしさがたまらない。

次点は「皆殺し編」。

リーディングシュタイナーに目覚めた圭一が、世界線を変えるために戦う姿はほぼ「シュタインズ・ゲート」。ようやく主人公らしい活躍をみせる。

そして熱い展開の後に現れる「黒幕」の存在感は、長い物語を締めくくるのに相応しい。

最終章は予定調和感があるが、神アニメだというのは間違いない。

 

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Source: 皮膚科医の日常と趣味とキャリア

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