去勢手術をしたときに
ごくごくまれに
摘出したたまたまを持ち帰りたいという方がいます。
今のところ
このような申し出をされた方々は
100%若い女性です。
たいていは
摘出した生の「たまたま」を
リビングや寝室に飾るのだそうです・・・。
飼い主さんから、こんな質問を受けたことがあります。
「犬でこんなに大きいなら、
ゾウさんのたまたまはとても大きいの?」
答えは、はい、大きいです。
でも
ゾウさんのたまたまって見たことありますか?
ないですよね。
普通はないです。
動物園に行っても見ていないはず。
体が大きいから、たまたまも相当な大きさですが、
ほとんど誰も見たことはないのは、
お腹の中にあるからです。
イルカやクジラ、アシカなどの海洋動物と同じように
体内にあります。
海洋動物たちは、暑さではなく、寒さからたまたまを守っているようです。
ゾウさんの場合、
この図の黄色い部分がたまたまです。
hquora.com
相当大きいのでぶら下げているわけにもいかないのでしょう。
西郷隆盛さんは、晩年フィラリア症にかかり、
たまたまが巨大化してしまったことは有名です。
10kg以上あったそうです。
なので歩くことも困難だったようです。
やはりゾウさんもお腹の中がもっとも安定するのでしょう。
でも、
ぴょんぴょん飛び跳ねるカンガルーは
すごく
本当にすごく
ぶら下がっていますので、
飛ぶたびに
激しく揺れます。
動物の中で体重比でもっともたまたまが大きいのは
キリギリス(Platycleis affinis)
体重の14%がたまたまで、
こんなに大きいです。
nbcnews.com
以前世界一美しいたまたまを持つといわれるベルベットモンキーをご紹介しました。
それは一目見て、はっとするような美しさでした。
もう一度
一枚だけ載せておきます。
インターネットで拾った画像ですので
出典を書いておきます。
この透き通るような青さ
もっと見たい方はこちらから。
ひかたま:お猿さんで国全体が停電
ところで
去勢をすると
寿命は長くなります。
これはいくつかの研究でも明らかにされています。
猫の去勢と寿命の関係などはかなり古くから論文にされています。
それは
性ホルモンに関連した老化や病気(前立腺肥大、精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど)が防げるだけではなく、
無駄に精液を作る生命力を浪費することなく、
いまだ解明されていない生体内のエネルギー保存システムが影響していると推測されています。
虫の精巣を電極で焼いてしまうと
寿命が二倍に伸びる
という研究結果もでています。
たしかに
去勢した動物たちは、
高齢になってからも若々しいことが
とても多いです。
人ではどうでしょうか?
韓国の仁川大学校の研究では、
人は去勢すると寿命が20年長くなるという結論に達しています。
すると、
一般男性と比べて平均14年~19年長生きしていたことが判明しました。
100歳以上生きた宦官たちもいて、
これは平均寿命が短かった当時の韓国では非常に稀なことだとされています。
昔から
去勢すると細胞の再生能力が高まるといわれていました。
インドでも古来から
精液の無駄な浪費は
老化を促進するといわれてきました。
聖人たちも
精液については数多くの言及があります。
詳しくは
「精解 神の詩」シリーズに掲載しています。
中国でも同様です。
房中術でも、
長寿のためには無駄に精(氣と精液など)を浪費しないことが鉄則となっています。
実際に
去勢された動物たちの高齢になっても元気で若々しい姿を見ていると
よくわかります。
「精液こそ神聖なものであり、身体に活力を与えてくれるものである」(スシュルタ・サンヒター)
今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。
人気ブログランキング
Source: ひかたま(光の魂たち)
コメント