気持ちの整理がつかない
生まれてからこれまで、
全く知らずに生きてきた、
『臼蓋形成不全』という骨の異常
その結果、
してはいけないボウリングを
36年も続けてきた
まぁ、言い換えれば、
「よくここまで痛みがでなかったな...」
とも言える
乳がんになって、
一度は諦めかけたボウリング
がんが利き腕ではないことが幸いした
が、
それでも腋窩リンパ節郭清をした左腕は
痛くて動かせない
リハビリを頑張れたのは、
ボウリングがあったから
「1日でも早く、ボウリングに復帰する」
そんな強い思いがあったから
泣きながら続けたリハビリ
1日2回のリハビリを
毎日毎日続けていても
遅々として進まない腕の動き
痛みも全く軽減されなかった
ボウリングをしていなければ、
リハビリも
ここで終えていたかもしれない
「目標がある」
って、やっぱり強い
その、人生の多くの時間を
費やしてきたボウリング
乳がんでも頑張れたのは、
ボウリングがあったから
が、今、そのボウリングを
「諦めなければならない」
という決断に迫られている
日常が、ボウリング中心
右手の爪も、
ボールの指穴に入れる3本だけ
(親指・中指・薬指)
短くするのは当たり前だった
「これからは、
全部同じに伸ばしていいんだな...」
ボウリングの会員の年会費も、
ロッカー代も、
来年からはもう払わない
今年は中途半端になったけど
ロッカーの中の荷物を家に持ち帰ってくるのは
考えただけでも涙が出そうだ
それよりなにより、
複数のボール、
シューズ、
テーピングなどその他諸々...を
処分することはできるだろうか
過去に大会に出ていた順位表も
未だにとっておいてある
泣きそうだから、
最後はスタッフに会いたくない
でも、
ロッカーも引き払わなければならない
挨拶もしなきゃ...
「36年間、お世話になりました」
と、感謝の思いを伝えなければ...
自らの意志ではなく、
乳がんの転移でもなく...
まさかこんな形で、
長年続けてきたボウリングを
やめなければならないなんて...
違和感のあった左の股関節も、
本格的に痛みだしてきた
今は右だけが痛いので
なんとか歩ける
両足となると、ちょっと厳しい
本来は、もっと早くに
変形性股関節症を発症するらしい
ここまで元気に生きてこられたのは、
ある意味ありがたいのかな
夢は、
『元気に投げられるおばあちゃんになること』
...だったのに...
「生きているだけで丸儲け」?
いや、
ひとは、
目標があるから生きられるんだよ
そんな今日は、
新月から3日目の“三日月”
午後7時半
西の空に細い月
沈む頃には
真っ赤な月にその色を変えていた
“生きていく”...って...
いろいろあるよね
★2つのランキングサイトに登録しています
1日1回、応援のクリック(タップ)を
していただけると嬉しいです
人気ブログランキング にほんブログ村
⇩ ⇩
両方押していただけるともっと嬉しいです
日々の励みになります
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント