大阪で開催された日本肝癌研究会

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

大阪で開催されていた
日本肝癌研究会で参加してきました

日本の肝癌治療のエキスパートが全国から集まる研究会です
かなり活気のある良い研究会でした

治療に関連してですが、
やはり全身の薬物治療の話題
が中心です
ですが、その中でカテーテルを使った治療を
どう使っていくかなど、

一つの治療にこだわらず、いかに適切なタイミングで
適切な治療選択ができるかについて、研究報告しているものが多い様でした

これは、とても良い流れで、患者さまに合った、癌の状況に合った治療をという
考え方が根付いてきているのだと思います

私自身は3つの発表・講演をしました
一つ目は、カボメティクスという
肝がんの薬物療法薬の基礎的なご紹介

カボメティクスという薬剤は、
他の薬剤と違う性質を持っているようで、
基礎的な研究データからは、
レンビマの後に使用するとよさそう
とか、がんの中の免疫細胞が入るパターンを良い意味で変化させるなど
興味深い研究結果が得られています

副作用の管理が難しい薬剤で、それを工夫する事ができれば、
なかなか有望な薬剤になると思っています

二つ目は
ディベートセッションで
カテーテル治療の一つ、動注療法が肝がん治療でこれからも残っていくのか?
について、議論しました

動注療法自体は、良い治療ですが、
治療自体が難しく、また日本全体、世界で認められる動注に関する臨床試験が行われていないので、世界の中では認められていない現状が続いています

と言いまして、私自身も動注療法、特にNew FP療法を行っていますと、
確実に救える患者さまの数が増えるのが分かっているので、何とかその良さを理解、納得させていく努力をしていかないといけないのです

三つめも
ディベートセッションで
カテーテル治療の一つ、肝動脈化学塞栓術と薬物療法のどちらを先に使っていくべきか?
について、議論しました

これだけ薬物療法が使えるようになっており、
今までは進行がんの状態になってからが基本でしたが、
早い段階で薬物療法を導入した方が、より有効なのではないかという考えも高まっています

これは、私自身も確かにそういう一面もあるかと思う一方で、
やはり、肝動脈化学塞栓術を質を高め続けるという努力を怠らないようにしなければと思っています
質を高めるというのは、腕を磨く、経験値を高めるとか、それだけではなくて、
薬物療法のタイミングを理解するとか、一つの治療にこだわりすぎず、最良は何なのか探求し続けていく必要があるということです

3つの発表・講演は、、疲れます

で、今日は、
台湾の肝癌研究会に光栄なことにご招待いただいたので、
いまから、台湾に行ってまいります!

私たちが行う薬物療法、とくに今回はレンビマの使い方について
講演させて頂きます

岩本内科を休まないといけないのが、嫌なのですが・・・

治療もいっぱい、講演続き、
疲れもたまっておりますが、
ひと踏ん張り
さて、ガンばりますか

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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