僕らの日常。『ザイタク』医療のコード・ブルー。

医療機関

呼吸器疾患のある方の家での増悪の場合、

一見、わかりにくいかもだけど、

日常生活動作に直結し緊急を要する。

それは言わば、『ザイタク』での緊急だ。

 

『食事』『排泄』『入浴』といった

一般的な『暮らし』の動作に、すぐ影響が出る。

 

 

例えば食事。

食道(食べ物の通る道)と、

気管(空気の通る道)とを、

交互に開いて閉じてして食事は行われる。

だから、呼吸器疾患が増悪すると、

食事の動作が、急に難しくなる。

食事と言っても、

食べる嚥下のところだけではない。

食べる時の座る姿勢(ポジショニング)は、

椅子や机やテーブル、もしくはベッド上、

などによっても大きく変わるし急激に変化する。

部屋やリビングやダイニングや病室といった場所でも変わる。

何を、誰と、いつ、食べるかによっても、もちろん変化する。

とまあ、『食事』動作だけでも、こんなにも緊急がある。

 

それに、『排泄』や『入浴』や『整容』、まだまだ、続くが、

こういう事を、お家での暮らしを続けるためには、緊急に、

いろいろ方法を選んで、対応していかなければいけない。

 

しかも僕らの取り組むのは双方向の『ザイタク』だ。

『サイコロジカルヴィクトリー』だって欠かせない。

 

 

今日、間質性肺炎と肺高血圧症で、

重度化しつつある患者さんの往診があった。

 

上記の日常生活動作の緊急アプローチはもちろんのこと、

それに加えて、流行りの緊急『人生会議』なるものも少々。

 

日曜日の訪問は、時間が取れるからありがたい。

『ザイタク』医療は、こんな感じで、

『緩和医療』と『リハビリ医療』とが、車の両輪で。

コード・ブルーがザイタクにだって存在している。

 

今日も、やっぱり、ザイタクはカッコよかった。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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