「生きていられるのも、あと10年かなぁ...」

その他

2011年3月11日

東日本大震災――

このときの津波で起きた、
福島第一原子力発電所の事故

12年もの間、
溜まりに溜まった処理水の
海洋放出が開始されたのは3日前

なんとこの処理水

すべて放出するのには、
約30年かかるとか...

そんなニュースを見ながら、

「30年か...。
 きっともう私は生きていないな」

そんなことを考えた

「生きても、あと10年かなぁ...」

私が乳がんだとわかったのは、
5年も放置したあと

「もうきっと、身体中がんだらけ。
 あと2年生きられるかな」

そんな状況だった

ここまで生きられるなんて
全く思ってもいなかった

がんがわかったとき、
きっと誰もが、

「あとどれくらい生きられるだろう」

と、思っただろう

手術、治療と進んでも、
5年生存率や10年生存率の数字に一喜一憂し、

「自分はこの数字に入れるのだろうか」

と、思っただろう

いや、たとえ治療が終わっても、
手術から何年経っても、
その思いは同じ

ずっと頭の片隅から消えることはない

それが“がん”という病なのだと思う

“10年”って、長いよね

でも、あっという間だよね

まぁ、人生、いつなにがあるのかわからない

しっかり生きてこ――

  今日の空

  午前中に観られた彩雲とうろこ雲

22023/08/27 彩雲とうろこ雲

  きれいな空が観られただけでも
  ありがたい

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Source: りかこの乳がん体験記

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