2010年1月20日(水)
今日は、第12回『がんサロン』の日
早いもので、サロンも丸1年だ
前回のサロンのあと、
ソーシャルワーカーさんからのメールで、
「相談がある」と云われていたが...
その“相談”は...
“相談”というより、
“お願い”や“依頼”といったところだろうか、
「参加者の取りまとめ役になってほしい」
とのことだった
「1人では重責だろうから、
あと2~3人選んで」
と、云われたが...
難しい...
とりあえず、
ソーシャルワーカーさんに、
誰を考えているのか聞いてみたところ、
前々回から参加している婦人科がんの女性と
少し前から隔月で参加している、
乳がんの女性の名前を挙げた
私がこの2人とよく話をしているので、
たぶんソーシャルワーカーさんも
この2人を選んでくれたのだろう
今日のサロンにも
放射線の先生が現れた
先生の云うことがめちゃくちゃで...
というか、
医学的に本質をつきすぎていて、
患者にはショッキングな話や、
ホスピスに対しての考えなど
※ここには書けない内容
参加者や
お手伝いに来てくれている看護師さんからも
反感を買っていた
でもいつも笑顔で、
なんだか憎めないお茶目な先生だ
それに、
何度もサロンに足を運んでくれるなんて、
きっと患者思いのいい先生なのだと思う
そして今日は、
なんと、院長も参加
院長自身も、がんの経験をしていた
院長からは、
○新病院改築の構想
○資金の問題
○行政への希望
など、様々なお話が聴けた
...ということで、
今日のサロンはいつもと違って、
重~い感じになった
今日、午前中、大手出版社のS社に
電話を入れてみた
昨年12月24日に送った、
書籍出版のための原稿が
どうなっているのか...
担当のNさんは外出中ということで、
折り返し電話をもらった
案の定、原稿には
目を通していないとのことだった
来週中に
また連絡をくれると云っていたが...
本当に連絡はくれるのだろうか
本当に原稿は読んでもらえるのだろうか
見もせず、もうすでに
ごみ箱行きになっているのではないだろうか...
ただ、“編集社”といえば、
ドラマなどで観ている限り、
なんとなくイヤ~なイメージしかなかったが、
Nさんは思っていたより
感じのいい人だった
ずっと横柄な人を想像していたので、
少しホッとした
これで出版が決まってくれたら、
こんなに嬉しいことはない
今まで
思うようにならなかったことばかりの人生
初めて上手くいくことになる
サロンに飛び入り参加してくれている
放射線の先生が、
私が『がんサロン通信』に
乳がん体験記を書いていることを知っているようで、
わざと私に通信を見せながら、
「これ、誰書いてるの? 面白いね~。
5人分くらいの経験してるね。
面白いわ~」
と、云ってくれた
近くでその会話を聞いていた看護師さんは、
私の体験が「面白い」と云っている先生に
ハラハラしているようだったが、
放射線の先生のこういうところが私は好きだ
それにしても、
サロンに自ら足を運んでくれたり、
『がんサロン通信』に
目を通してくれているなんて、
やっぱり患者思いのいい先生なのだと思う
『がんサロン通信』、
院内のスタッフの方たちにも、
「早く続きが読みたい」
「早く出して」
などと云われているらしい
素直に嬉しい
どうかこの思いが
出版社の人たちの心に届きますように...
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Source: りかこの乳がん体験記
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