おはようございます。
数ある投資法の中でも、「インデックス投資」x 「非課税口座(iDeCo、NISA)」x 「年数」は最強の投資法だと思います。
何をもって最強とするかは個々人の意見が分かれる所かと思いますが、少なくとも老後の生活資金を調達するという目的においては最強でしょう。
iDeCoとつみたてNISAの掛金分だけは、なんとか頑張って上限いっぱい利用しておくと将来大きく報われる可能性が高いと思います。
サラリーマンならば毎月5万円前後ということになりますね。
iDeCoやNISAなどの非課税口座とインデックス投資との相性は抜群
インデックス投資のメリットは、
1) 適切な投資先を選んで「長期」で参加をすれば勝てる確率が高い
2) 個別株と違って再現性がある
点です。
一方でデメリットは、様々な国や地域に分散投資をするので、年平均の期待リターンはせいぜい数%程度に過ぎないことです。
ですから、「インデックス投資で10年でリタイア」というのは夢物語に近いです。
インデックス投資で10年でリタイアできる人は、おそらく貯金だけしていてもそのうちリタイアできるレベルの人です。
「低リスクな投資は低リターン」
これは常識です。
インデックス投資は素晴らしい投資法だと私は思っていますが、インデックス投資で夢を見すぎないようにしましょう。
このあたりを勘違いすると容易に詐欺に引っかかります。
インデックス投資のメリット活かすには長期運用しかない
年平均リターンが数%しかないわけですから、インデックス投資のメリットを最大限に活かすためには、「長期運用」をするしかありません。
インデックス投資を始めたばかりの頃は貯金をしているのと大差がありませんし、序盤で相場に恵まれないと簡単にマイナスリターンになりますので、短期的には貯金にすら劣後する可能性があります。
私は、個人投資家の武器は、
1) 市場に参加するタイミングを自由に選べること
→手間を省くために毎月積立も可、しばらく何も買わずに様子を見るのも全て自由
2) 20〜30年後に成果が出ていれば勝ち
→機関投資家のように、毎年コンスタントに成果を求められるわけではない
だと思っています。
この武器を活かせるような投資を心がけたいものです。
大きなリターンが得られにくいデメリットを非課税口座が補完する
インデックス投資は年平均数%しか期待リターンがないのに、数十年書けて積み上げた貴重な運用益のうち、通常ですと20.315%が税金で持って行かれます。
大きなリターンが得られにくいというインデックス投資のデメリットを非課税枠が補完してくれます。
「コツコツ20年以上かけて得られた運用益のうち、20.315%を税金で持って行かれるのを免除しますよ」と国が言ってくれているわけです。
利用しない手はありませんね。
「20年後に損していたらどうするんだ!」とおっしゃる方もいると思いますが、正直言って20年後のことなど誰にも分かりません。
不確定な要素がある中で、それでも20年後の世界経済の成長を信じているからインデックス投資をしているのであって、それが信じられない人はそもそもインデックス投資に手を出すべきではありません。
ブログで自信を持っておすすめできるのは再現性があり勝てる確率の高いもの
個別株も個人的に欲しいなぁと思う銘柄は数多くあるのですが、20年後にどうなっているかというと、正直読めません。
ですので、不特定多数の方が読まれるブログでは自信を持っておすすめしにくいです。
一方、インデックスの場合は個別株投資と違って再現性があるのがよいです。
特に「非課税口座」と「長期運用」を絡めれば、負ける確率を大きく下げることができます。
当ブログでiDeCoやつみたてNISAなどを繰り返しおすすめするのは、非課税枠を利用した長期のインデックス投資は勝てる確率が最も高いと考えるからです。
高属性で安定した職種の方はiDeCoを最優先で活用しよう
特に、高属性で安定した職種の方は、iDeCoを最優先で利用すべきですね。
我々医師の場合、掛金の40%以上は減税効果によって返ってきますから、負ける確率がほぼゼロといえます。
投資と違って、節税分のリターンは100%約束されている点が非常に大きいです。
このように、ディフェンスを固めながら投資ができるのがiDeCoの魅力ですね。
初めてiDeCoを利用すれば節税しながらインデックス投資ができると聞いた時は驚きを隠せませんでした。
日本人の平均寿命程度に長生きするつもりの方ならば、それくらい利用価値の大きな制度だと思っています。
まとめ
「インデックス投資」x「非課税口座」x「年数」が掛け合わさると将来大きな成果を残せる可能性があります。
誰にでも簡単に実践できるので、投資初心者の方にもおすすめしやすい投資法ですね。
こんな記事も書いています。
投資を長続きさせるコツは、下手にポートフォリオを複雑にしすぎないことだと思います。管理の手間が増えすぎると、手間いらずというインデックス投資のメリットを自ら消すことになります。
NISAかつみたてNISAかというご質問をよく頂戴しますが、「時間」をうまく活用できるという意味で万人におすすめしやすいのはつみたてNISAかと思います。
私自身はジュニアNISAは利用していませんが、ロールオーバーの上限も撤廃されましたし、子供への金融教育の取っ掛かりとしてはよいかもしれませんね。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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