それぞれの状況、それぞれの思い ~第166回 がんサロン~

その他

-2.1℃

そこそこ平年並み

特に寒いわけではない

が、寒さになれていない身体には
若干こたえる朝だ

そんな今日は、がんサロン

2023/11/15 がんサロン ①

サロンまでのいつもの公園

2023/11/15 がんサロン ②

木々はすっかり葉を落とし、
カラカラに乾いた落ち葉の絨毯が広がっていた

2023/11/15 がんサロン ③

来月はこの公園も
うっすら雪化粧をしているのだろうか

2023/11/15 がんサロン ④

1月と2月はこの公園も
雪に埋もれて中へは入れないだろうな

『がんサロン』は、
がん患者とそのご家族が参加できる場所

「それぞれに状況が違って、
 それぞれに思いがある」

と、いつも感じさせられる

そこには誰一人として同じ経験も
同じ環境もない

同じ“がん”といっても部位も違う

それでも“がん”という病でつながれる

痛みや悲しみの質は違っても、
どこかわかりあえる

がんを経験したひとたちに、

「“がん”って、どういう病気ですか?」

と、質問したら、
どんな答えが返ってくるだろう

がんを経験していない人々に、

「“がん”って、
 どういう病気だと思いますか?」

そう聞いたら、
なんと答えるだろう

医師は?

がんの研究者は?――

きれい事ではない現実が
そこにはある

がんとの闘い

いつも難しいと感じる

さ、来月も――

  本当は、
  がんがもっと簡単に治療できたらいい

  本当は、
  がんでつらい思いをする人なんか
  いない方がいい

  本当は、
  がんで悲しむひとなんか
  いない方がいい

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Source: りかこの乳がん体験記

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