アンギオCTで確認し、確実に治療する・・中間期の肝臓がんカテーテル治療・・

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

ずいぶん寒くなってきました
今日は、勤労感謝の日で世間は祝日ですが、
大学病院は開院とのこと
・・勤労感謝ってなんでしょう・・?

ま、それは良くて、

岩本内科は祝日なのでお休みですが、
岩本内科のスタッフ全員、
日頃、本当に一生懸命、ガンばってくれているので、
感謝の気持ちでいっぱいです

彼らがいなければ、私のモチベーションも保てません
本当にありがたいことです

さて、本日は
肝臓がんの治療経過を紹介します

この方は、
大阪から来院された方ですが、
もう数年以上の経過を見させて頂いていると思います

岩本内科でのカテーテル治療で癌ゼロの状態で
外来で経過を見ていたのですが、

今回、造影CTで再発を疑う変化があったので、
入院していただいて、さらに詳しい検査を行いました

造影CTでは肝臓のS8と呼ばれる場所に3cm弱の病変が
淡く認められます

スライド2

さらに詳しい検査とは、
血管造影をしながらCTを撮るアンギオCTです

アンギオCTは、血管造影をしなければ撮影できないCTなので、
点滴から行う造影CTと比べると、手間がかかりますが、
血管造影は私が行いますので、出来る限り苦痛なく行うことができると思います

アンギオCTの良いところは、
肝臓の中の癌を検出する力は、最も優れている検査である点です

この方のアンギオCT画像を示します

スライド4

先ほど紹介した造影CTの画像と比べると、
比較的はっきりと白くなる領域を確認できると思います
ついでに、もう一つ近くに癌があることも確認しました

と言いましても、近年は、造影MRIでも同じ検出力が出せるようになったので、
検査のためのアンギオCTは行われることが減りました

岩本内科では、なぜアンギオCTを行うかと言うと、
このまま治療に直結することができるからです

血管造影をして、
アンギオCTを撮影して、その場で確認し、
癌の所見があれば、

スライド3
スライド5

そこから、マイクロカテーテルを挿入して、
癌の動脈まで到達

そして、薬剤と塞栓物質を流し
門脈動脈同時塞栓療法(質の高い肝動脈化学塞栓術)
を行います

癌の状態、血管の状態によりますが
この方の場合には40分程度で治療まで終了です

治療後に最後のCTを確認すると、
癌の場所に完璧に白くなる薬剤が貯留していることが分かります

スライド6

これで完了です

治療後は、1週間経過を見て、退院していただくことがほとんどです

肝臓がんの場合、
癌ゼロを一回得たとしても、新たな癌が出てくる可能性が高い

そういう癌の特徴があります
これは、癌が出てきた肝臓そのものに、肝炎や肝硬変など
病気を抱えているからです

ですので、癌ゼロを得たとしても
丁寧に経過を見て、
癌が出てきているか確認しながら、
もし出てきたなら、確実に
丁寧に治療する
そして、また癌ゼロを獲得する

こういう流れをいかに保つかが長生きの秘訣になります

さて、本日も
感謝の心を大切に
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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