「出逢わなければよかった。
そうしたら、
こんな哀しい思いもしなくて済むのに。
つらい思いをしなくて済むのに」――
いや、“出逢い”は素晴らしい
そこには希望がある
楽しみがある
ドキドキする
わくわくもする
出逢いは、宝物だ
が、その先には別れがあること
哀しい別れが待っていること...
それが、“がん”というつながりなら、
時として永遠の別れになってしまうのだ
だから、出逢いはきらいだ...
乳がんになってから、
いくつこんな思いをしてきただろう
そのたびに、
「がんは治る病気じゃないのかよ!!」
と、心が叫んだ
わかってる
“治る”のは、
“早期”という但し書きがあることも、
“再発しない”という条件つきであることも
「やっぱりがんは、死ぬ病気なのか...」
哀しい現実を目の当たりにするたび、
そう思わざるを得ないのだ
がんが治る日は、本当に来るのだろうか
“がんの完治”なんて、
きれいな絵空事なのではないのだろうか
そんな感情が右往左往する
今朝も氷点下18度を下回る寒さ
連日繰り返される1月のような厳寒と
慌ただしい師走の風景が
なんとも不釣り合いだ
誰もが、
心が浮き立つであろうクリスマス
彼女は
それを待たずして亡くなってしまった...
つらかったであろう、身体
それでもいつも前向きで頑張っていた
いや、時に弱音も吐いていた
それは
彼女が立ち上がるための涙でもあった
最後まで奇跡を信じていた彼女
が、彼女に奇跡は舞い降りなかった
夕方の月――
東の空に、ぽっかりと
あさっては、今年最後の満月
観られるかな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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