“普通”とか“当たり前”とか、「痛い」とか「痛くない」とか。

アスファルトの雪が
でこぼこ・つるつると
歩きにくい季節だ

健康体でも危険な路面

平らなアスファルトでさえ歩きにくい、
不健康な私の股関節

この、でこぼこ・つるつる路面、
さすがに歩けない

なかなか前に進めない

負担がかかりすぎて、
痛みが強くなる

しかも、履いているブーツが重い...

こんなにもブーツが重いなんて
感じたことはなかった

この身体になって初めての冬

「“雪道を歩く”って、
 こんなにも
 力が要るものだったんだな...」

と、改めて知らされた

頭痛のために飲んだ鎮痛剤

頭には効かず、
股関節に少し効いてくれたらしい

なんともおかしな現象だ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

  こうして“普通”に生活できること

  それはとってもありがたいこと

  蛇口をひねれば水が出ること

  電気が点くこと

  お湯を沸かせること

  暖房のある部屋にいられること

  温かいご飯が食べられること

  ふかふかの布団で眠れること

  トイレも流せること

  シャワーを浴びれること

  お風呂に入れること――

  当たり前の生活が、
  当たり前にできる日常がここにはある

  贅沢だ...

  “当たり前”が、
  こんなにも贅沢なことなんだ...

  この1週間、テレビを点けると
  つらい映像ばかりがが流れてくる

  平穏な日常のありがたさを
  考えさせられる

  命の尊さも、

  家族の絆も、

  笑顔の大切さも

  自然の中では、
  本当に人間はちっけだ

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Source: りかこの乳がん体験記

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