今でも毎日続けていること ~身体は一生、進化する~

その他

乳がんの手術後、
5日目からリハビリがはじまった

本来は3日目からはじまるらしいのだが、
私の場合、開始日が土曜日と重なってしまい、
2日遅れた

この“2日”という時間に焦りを覚えた

...というのも、
ほかの病室の人たちは病室の外の廊下で
壁に向かって、
壁をよじ登るような腕を上げるリハビリを
すでにはじめている

「茶碗を持ってごはんを食べたり、
 タオルを絞ったり、
 手のひらをグーパー、グーパーして
 リハビリしてね」

と、看護師さんには言われていたが
それにも限界がある

早くちゃんとしたリハビリを
理学療法士の方にやってもらいたかった

腋窩リンパ節郭清をしているため、
動かせるようになるまでには
かなりの期間がかかるのは覚悟していた

が、それは予想をはるかに超えていた

ほかの病室のオバサマたちは、
かなり腕が上がっている

なのに私は90度ひじが上がるまでに、
けっこうかかった

劣等感を抱いた

その劣等感は、“やる気”にもなった

もともとの負けず嫌いが
ここで役立ったのかもしれない

大変だったのは、退院してから

病院からもらった、
『リハビリテーション』の冊子には、

2024/01/12 リハビリテーション書

「半年で、以前の力がほぼ取り戻せます」

と、書かれていたが、
3か月を過ぎたとき、
遅々として進まない腕の動きに、

「もう、無理だ...」

と、諦めかけた

痛みと思い通りにならない腕に、
泣きながら
壁に向かって腕を上げたこともあった

こんなに頑張ったのに、
あんなに頑張ってきたのに、
痛みも強く、
腕はあまり上がるようにはならなかった

それでも諦めなかった

それでも毎日続けてきた

あれから17年――

今でも欠かさず、
毎日、腕のストレッチを続けている

  この17年の間、
  忘れたのは2度

  そして、夜、ベッドに入ってから
  リハビリをやっていないことに気づき、
  むくっと起き上がってやったこと、2度

  忘れた翌日はやはり痛みが強く、
  腕の動きも悪かった

5年を過ぎたとき...

10年が経ったとき...

と、何度もやめようと思った

「もうここまで来たら、
 可動域が広まることもないだろう。
 きっとこれが限界だ」

と...

それでも続けてきた

続けてよかったと思う

なぜなら、可動域が確実に広がっているから

痛みが軽減しているから

人間、きっと、
死ぬまで進化し続けるのだと思う

使えば鍛えられる

使わなければ、衰える

人間、きっと、
自分が思っているより
すごい能力を持っている

まだまだ続けていこう、ストレッチ――

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Source: りかこの乳がん体験記

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