ある町の介護保険担当の方とお会いし、
来期の事業計画を伺う機会を得た。
その中で、在宅医療に関係する公募の状況をお聴きして、
その町がどこを目指しているのかを知ることができた。
その打ち合わせのセッティングをしてくれたのは、
いつもお世話になっている工務店の社長さん。
彼も僕より20歳くらい年上で、一世代先を生きておられる。
僕は幸せなことに、そんな大先輩がいいタイミングで、
素敵な言葉をくれる。ありがたい。
一人で学習していけるように、教育がある。
それは、僕ら市民にとって大切で、
誰かから与えられるのではなく、
どの世代の人間も生涯学習が大事だ。
相撲部屋のクリニックや、シェアハウスを見越した祖母の家、
相談所のスタッフルームとヘッドスパなどのリラックススペース、
これらは、彼が僕らの『ザイタク』を自ら学び、スピード感を持って、
これから進むだろう先を想像して作ってくれた。
二人称の『教えられる』ということから、
一人称の『学ぶ』ということになる。
これが教育の、目指すところだ。
今日は、病院との振り返りのカンファレンスの準備の打ち合わせがあった。
未来を託す若い病院看護師さんたちに『ザイタク』の根幹を担ってほしくて、
仲間の病院看護師さん等と、うちのエース作業療法士を筆頭に、たくさん話しをした。
そこに、一世代を築かれた僕より20歳年上の副院長上田康夫先生も加わっていただき、
兵庫県の地域医療の歴史や周産期医療の大切さを、教えていただいた。
で、やっぱり、次世代の若者に伝えたいことは、
自ら、患者さんとともに、『ザイタク』を学び続けてほしいということ。
同じように一人で叫んでいた仲間が今、
ここ三田に集まり声を重ねてくれている。
本当に有り難い。僕は今、心からの笑顔だ。
痛くないことにした傷があるから、
確かに見つけることができた『ザイタク』。
これからの世界は全部 ここからの続き。
さあ、僕らも若者に負けず、学び続けよう。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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