おはようございます。
新NISAの「つみたて投資枠」はほぼインデックスファンドの積立投資しかできません。
ボーナス設定などを使えば一括投資に近いこともできますが、大半の方はクレジットカード積立でポイントをもらいながらゆっくり進めればよいでしょう。
一方、「成長投資枠」は投資信託だけでなく個別株やETFにも自由に投資ができ、積立だけでなく一括投資も可能なため、使い方に悩んでしまう方が多いようです。
私の意見としては、
1) つみたて投資枠と成長投資枠はどちらも「オルカン」でOK
2) 成長投資枠は「一括投資」で株式比率を調整するのに使う
のが正解だと考えています。
新NISA「成長投資枠」もオルカン100%でOK。株式比率を見ながら「一括投資」が正解。
「成長投資枠」を使うのは「つみたて投資枠」を使い終わってから
資産形成の王道は「長期・分散・積立投資」なので、一般の方はつみたて投資枠だけを活用すれば十分です。
新NISAでは、つみたて投資枠だけでも年間120万円(毎月10万円)の投資枠があります。
まずはつみたて投資枠を100%活用することを目指しましょう。
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一方で、これまで投資経験はないけれども、コツコツと貯めてきた預貯金があるという人もいると思います。
まとまったお金がある人は、その貯金を使って成長投資枠で「一括投資」することも検討しましょう。
投資に慣れていない方だと、一括投資と言われてもどれくらいの金額を投資すべきか悩んでしまうかもしれません。
その場合、真っ先に考えるべきなのはアセット・アロケーション(資産配分)です。
「成長投資枠」は株式比率を見ながら一括投資が正解
これまで貯金だけしてきた方は、「無リスク資産(預貯金)=100%」という偏った資産配分を修正していく必要があります。
株式比率はその人のリスク許容度によって変わりますが、「100 – 年齢(%)」がひとつの目安になります。
若い人で今後20年〜30年以上にわたって投資を続けていくのであれば、株式比率を最低でも50%以上に上げるべきでしょう。
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「成長投資枠」では何に投資するかという商品選択ばかり話題に上がりますが、銘柄選択よりも資産配分に注目することが重要です。
これまで投資を全くしてこなかった方が、その遅れを取り戻すのに「成長投資枠」を使うとよいでしょう。
「成長投資枠」もオルカン100%でOK
「成長投資枠」という名前を聞くと、「つみたて投資枠」とは完全に別物であり、別の投資をしなければならないと勘違いしてしまう人がいます。
これは完全に間違いであり、つみたて投資枠で購入できる商品はすべて成長投資枠でも購入することができます。
よって、インデックス投資メインで行くならば、「成長投資枠」も迷わずオルカンに100%投資すればOKです。
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「成長投資枠」だからと言って、投資初心者の方が安易にアクティブファンドや個別株に手を出すことはおすすめできません。
投資のプロが運用するアクティブファンドであっても、その8割以上がインデックス運用に負けているという事実があるからです。
この事実を踏まえれば、投資初心者の人が我流で個別株のポートフォリオを作ったとしても、長期的にインデックスファンドに勝てる見込みはほぼありません。
成長投資枠を上手に使うコツは、つみたて投資枠の年間120万円だけでは枠が足りない人が、同じ商品をプラスアルファで買う目的で使うことです。
成長投資枠という名前に惑わされ、自分でもよく理解できないリスクの高い商品に投資し、損失を広げることだけは防がなければなりません。
まとめ
新NISAの「成長投資枠」はまとまったお金がある人に向いています。
「つみたて投資枠」で毎月積立をしつつ、余剰資金がある人は「成長投資枠」で一括投資をして株式比率を調整しましょう。
投資対象は「オルカン」だけで十分です。
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インデックス投資本の中でも圧倒的におすすめの1冊。
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インデックス投資を長く続けるつもりなら、絶対に読んでおかなければならない本です。
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投資の神様と言われるバフェットの本は最低でも1冊は押さえておきたいものです。
必ずしもインデックス投資推しの本ではありませんが、優良企業の株を長期保有することの重要性を強く認識させられます。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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