おはようございます。
昨日はインド株に投資できるおすすめのインデックスファンドとして「iFree NEXTインド株インデックス」をご紹介しました。
本日は、それと同レベルでおすすめできる「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(サクッとインド株式)」をご紹介します。
iFree NEXTは「Nifty 50指数」、SBIのサクッとインド株式は「SENSEX指数」とベンチマークは異なりますが、どちらもインド株を代表する株式指数であり、パフォーマンスも近似しています。
【新NISA・成長投資枠】「SBI・iシェアーズ・インド株式(サクッとインド株式)」は「インドSENSEX指数」に投資する低コスト投資信託
SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドの概要
SBi・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(サクッとインド株式)の概要は以下の通りです。
1) ベンチマーク:S&P BSE SENSEX指数(ボンベイ証券取引所上場の30銘柄)
2) 信託報酬:0.4638%
3) 純資産総額:約300億円
4) 販売会社:SBI証券で購入可能
「サクッとインド株式」は、ブラックロックが運用する「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」に投資できるファンドです。
信託報酬は0.4638%と、国内のインド株インデックスファンドの中で最安水準です。
純資産総額は発売後順調に伸び続けており、300億円を超えています。
販売会社がSBI証券のみなのは少々残念ですね。
すごく良い商品なので、今後販売窓口が増えていろいろな人が手に取れるようになるとよいと思います。
インド株に注目が集まる理由:圧倒的な若年人口とGDP成長率
インド株に注目が集まる理由の1つが「圧倒的な若年人口の多さ」です。
インドは約14億人を抱える世界一位の人口大国であるだけでなく、人口構成の若さが魅力です。
今後長期間にわたって生産年齢人口が従属人口を上回る人口ボーナス期が続くと言われており、日本の高度経済成長期のような急速な経済発展が期待されます。
また、実際にインドのGDP成長率は他国と比較して群を抜いています。
一般的に、日本や米国、欧州のように市場が成熟してくるとGDP成長率は下がる傾向にありますが、それを考慮してもインドのGDP成長率約5-6%というのはすごい数値です。
一昔前までは中国が同様のGDP成長を続けていましたが、2020年のコロナ以降の失速は明らかです。
そこで、中国に変わる人口大国としてインドが注目されているのです。
「サクッとインド株式」のベンチマーク「S&P BSE SENSEX指数」について
「サクッとインド株式」のベンチマークは「S&P BSE SENSEX指数」です。
聞き慣れない方も多いと思うので、簡単に解説します。
昨日もご紹介したように、インド株を代表する株価指数には、「Nifty 50指数」「インド SENSEX指数」「MSCI India Index」があります。
このうち、「インド SENSEX指数」は、ボンベイ証券取引所に上場する大型株30銘柄から構成される指数です。
30銘柄と少ないので、上位10企業のウェイトが60%以上を占めることには注意が必要です。
「インドSENSEX指数」の上位構成銘柄とセクター比率は?
「インドSENSEX指数」の上位構成銘柄とセクター比率を見ていきます。
昨日ご紹介した「Nifty 50指数」と同様、上位には銀行などの金融銘柄が多数含まれています。
InfosysやTata Consultancy Servicesの大手IT銘柄が含まれているのも「Nifty 50指数」と同じですね。
保有比率は若干異なるとはいえ、上位構成銘柄に大きな差はありません。
次に「SENSEX指数」のセクター比率です。
こちらも「Nifty50指数」と大差がなく、金融セクターの占める割合が圧倒的、その次に情報技術セクター、エネルギーセクターが続いています。
「インドSENSEX指数」と「Nifty 50指数」のパフォーマンスは近似
SENSEX指数は30銘柄、Nifty 50指数は50銘柄から構成される指数ですが、上位構成銘柄やセクター比率はよく似ています。
その影響もあり、両者の過去10年間のパフォーマンスを比較しても、ほぼ同じような値動きを示していることがわかります。
指数自体に大差がないため、今後も同様の傾向が続くと考えられます。
Nifty 50指数の方が50銘柄とやや分散性が高いので、できるだけ多くの銘柄に分散しておきたい人は「iTrust NEXT インド株インデックス」を選びましょう。
インドを代表する大型株30銘柄に集中投資したい人は「サクッとインド株式」がよいのではないでしょうか。
まとめ
好調が続くインド株に投資したい方は、「iFree NEXTインド株インデックス」か「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」を使うとよいでしょう。
これまでアクセスが難しかった国や地域にも優れた商品がどんどん登場しており、素晴らしいですね。
【新NISAに合わせて読んでおきたいインデックス本2選】
1. ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール)
バートン・マルキールの『ウォール街のランダム・ウォーカー』です。
・インデックス投資とは何か
・インデックス投資はどのように優れているのか
・長期投資でもっとも重要なアセットアロケーションの考え方
など、長期投資に必要な知識が網羅された優れた本です。
一度は読んでおきましょう。
2. 投資の大原則(エリス、マルキールの共著)
エリスとマルキールの共著『投資の大原則』です。
内容としては『敗者のゲーム』と『ウォール街のランダム・ウォーカー』の2冊の良い所取りして、コンパクトに1冊にまとめた感じです。
普段活字を読み慣れていない方には本書がよいでしょう。
インデックス投資のエッセンスだけがギュッと詰まっていますので、時間をかけずに要点だけ学びたい方におすすめです。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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