“がん”はそんなに甘くない。

「がんです」――

その告知はあまりに衝撃的だ

「なんで私が?」
「私、なにか悪いことでもした?」

と、突然のがん告知に頭が真っ白になり、

「バチがあたったのだろうか」
「私の性格が駄目なのだろうか」

と、自分を責める人も少なくない

そして頭の中が混乱したまま、
治療の選択を迫られる

“乳がん”という病の
本質さえ知らない中での治療の選択は、
素人の私たちには過酷だ

中には
乳房を切除することを受け入れられず、

化学療法のつらさや
髪の毛を失うことを受け入れられず、

命にかかわる病であることを
受け入れられず、
標準治療を拒む人たちがいるのも事実だ

できれば化学療法なんて、
つらい治療はしたくない

おっぱいだって
切らなくて済むのなら切りたくない

魅かれるのは、

「こうしてがんが治った」
「これでがんが消えた」

そんな甘い言葉

そしてそれらは、
決して“治療”とは呼べないもの

がんは未だ“治る病気”とは
言えないのに...

「治った」と言うには
10年、20年かかるのに...

そりゃ、誰だって楽にがんを治したい

つらい思いをせずにがんを消したい

でもそれは、
未だ確立されてはいないこと

昔から、“民間療法”というものが
この世には多く存在する

それら総てを否定するつもりはない

が、そもそも民間療法は、
“民間療法”でしかない

殊、がんに関しては、
医療でも未だ完全に治せてはいないのに、
科学的根拠のない民間療法で
治るわけがない

それでも民間療法に頼るがん患者が
いるわけで...

結果、全身に転移し、
悲しい結末を迎える――

そんな人たちを何人も知っている

長年、がんをやっていれば、
そんな人たちを何人もみている

『治療をしない=進行する』

それは当たり前のこと

『早期発見・早期治療』が
これほど提唱されているのは、
進行すれば命にかかわるから

治療を乗り越えて、
今、元気になった人たちがたくさんいる

好きなことを続けている人...

新たな道をみつけて
突き進んでいる人...

命がなければ、そこで終わり

やりたいことも、
新しい道も拓くことはできない

そして、
家族も友人も悲しい思いをするのだ

迷っている人がいたら、
しっかり病院で治療を受けてほしい

がんはそんなに甘くない

放っておけば、確実に進行する

それらは、
「良性」と言われ、
「治療は特にないので
 そのままにしておいていいよ」と、
5年放置させられた私が、
強く訴えたいことであり、

「身体の中に、
 がんはもう見当たりません」

術後療法のあとの検査で、
医師にそう言われた母
(母は甲状腺がん)

が、後に転移

命を落とした

そんな経験をした私が訴えたいことでもある

「そんな民間療法でがんが治ったら、
 もうとっくに世界中の標準治療と
 なっているでしょ」

「そんな民間療法でがんが消えたら、
 がんはとっくに“完治する病”と
 なっているでしょ」

「今でも日夜、
 がんの研究は続けられている。
 そんなにがんが簡単に治ったら、
 この100年、200年続けてきたがん研究は
 もうとっくに終わっているはず」

これまで何度も言ってきた

でも何度でも伝え続けていく

だって、
とっても大切なことだから

命にかかわることだから――

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Source: りかこの乳がん体験記

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