おはようございます。
先日は楽天証券の「NISA投資信託ランキング」をご紹介しました。
本日は、楽天証券と並んで利用者が多いSBI証券の「NISA投資信託ランキング」を見ていきましょう。
主な特徴としては、
1) eMAXIS SlimオルカンとS&P500の二強は不動
2) SBIオリジナルの「S&P500」「日本高配当株式(分配)」「サクッとインド株」がランクイン
3) マグニフィセント・セブンへの投資割合を高める「FANG+」「NASDAQ100」も人気
となります。
【SBI証券NISA投資信託ランキング】eMAXIS Slimオルカン、S&P500は不動!「SBI・V・S&P500」「SBI・日本高配当株式」「サクッとインド株式」などがランクイン!
eMAXIS Slimオール・カントリー、S&P500の二強は不動
以下がSBI証券、2024年2月末時点の「NISA投資信託ランキング」です。
どこの証券会社のランキングを見ても、
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
の二強は不動ですね。
1位と2位が入れ替わることはありますが、この2つがトップ2を独占している事実は変わりません。
どちらも純資産総額が2兆円を超えるなど、国内の投資信託でトップレベルの人気を誇り、コストも最低水準で運用実績も安定しているとなれば買わない理由がありません。
新NISAは「全部オルカンかS&P500で十分」と言えるほどの破壊力がある商品です。
SBIオリジナルの「日本高配当株式(分配型)」「サクッとインド株式」がランクイン
eMAXIS SlimオルカンとS&P500が1位、2位というのは当たり前の話なので、それだけでは面白くありません。
3位以下の商品は楽天証券とけっこう違っています。
SBI証券の特徴としては、「SBIオリジナル商品が多数ランクイン」していることです。
6位に入っている、「SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」は他の商品とは色合いが異なり、けっこう面白い商品です。
SBI証券の「年4回分配ファンド」は続々とラインナップが増え、配当狙いの投資家から人気を集めていますね。
7位のSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(サクッとインド株式)も面白いですね。
「新興国の中でインド市場が好調かつ将来有望な市場だから」というのが大きいでしょうが、インド株投信の中でも「SENSEX指数」連動というところが面白いです。
他のインド株投信はほとんどが「Nifty 50指数」連動商品ですが、インドを代表する30銘柄に投資する「SENSEX指数」も同じくらい有名なインデックスです。
両者に含まれる銘柄は重複が多いので実際のリターンには大差ありませんが、唯一の「SENSEX連動低コストインド株投信」という立ち位置は面白いでしょう。
マグニフィセント・セブンの投資割合が高い「NASDAQ100」や「FANG+」も人気
直近1年間の米国株は絶好調ですが、その好調を支えている原動力は「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる米国大手テック銘柄です。
マグニフィセント・セブンというのは、Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)、Meta(Facebook)、Tesla、Nvidiaの7銘柄を指します。
以下はS&P500(青)、NASDAQ100(黄色)、FANG+(水色)の1年リターンを示したチャートです。
過去1年に限れば、FANG+のようにマグニフィセント・セブンへの投資割合が高い指数を選ぶほど高いリターンが得られました。
この傾向がずっと続くとは考えにくいですが、価格変動が大きくても耐えられる自信のある人にとってはNASDAQ100あたりは魅力的な投資先ですね。
NASDAQ100に投資するファンドの中では、「ニッセイ」と「楽天」が二強ですが、SBI証券では「楽天」は選べないので「ニッセイ」を買うのがベストでしょう。
まとめ
SBI証券のNISA投資信託ランキングをご紹介しました。
eMAXIS SlimオルカンとS&P500の2商品は別格ですが、3位以下に「SBI・V・S&P500」「SBI・日本高配当株式」「サクッとインド株式」などSBIオリジナル商品が多数ランクインしているのが面白いですね。
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