【コア・サテライト戦略】新NISAはインデックス投信(eMAXIS Slimオルカン、楽天・オールカントリー)で「コア」に使うのがベスト!

内科医

 

おはようございます。

インデックス投資は地味で退屈な投資法で、投資金額が小さい初期の頃はインデックス投資をやっていてもまともなリターンが得られません。

よって、最初の何ヶ月かはインデックス投資をやっていても、途中で他のもっと儲かりそうな投資法に浮気してしまう方が多いのです。

 

 

しかし、インデックス投資を10年〜15年と続け、その間毎月コツコツ積立を続けて投資元本が大きくなれば、見える景色が大きく変わってきます。

投資の世界は「%」で動きますので、投資金額が小さければ儲からないというのは当たり前なんですね。

少額で儲けるにはよりリターンの高い銘柄に集中投資する必要がありますが、リターンの高い銘柄はリスクも高いため、投資初心者の方は値動きの大きさに勝てず、結局負けてしまうことが多いのです。

 

【コア・サテライト戦略】新NISAはインデックス投信(eMAXIS Slimオルカン、楽天・オールカントリー)で「コア」に使うのがベスト!

 

なぜ新NISAではインデックス投資がおすすめなのか?

今年から新NISAが始まり、日本株、米国株ともに株価が好調なことから、投資に興味を持ってこれから始めようという人が増えています。

世の中には数々のマネー本やブログ、SNSが溢れかえっており、情報源によって実に多くの「おすすめ投資法」が乱立しています。

その一部は商品を売った人だけが儲かる詐欺的な商品なので論外として、残りはインデックス投資だったり、高配当株だったり、米国高成長株だったり、基本的には著者が一定の成功をおさめてきた方法を紹介しています。

 

その中で、私がおすすめするのはインデックス投資です。

インデックス投資のメリットは、なんといっても、

1) 指数(インデックス)を選ぶだけなので、個別株のような銘柄選択の手間がない

2) 同じ指数に投資すれば誰でも同じリターンが期待できるため、再現性が高い

3) 市場平均のリターンを狙う投資法なので、大きく負けるリスクが低い

といった点でしょう。

 

インデックスファンドのキホン。メリットと選び方の3つのポイント | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

非課税期間が「永久」の新NISAとインデックス投資の相性は抜群

特に、非課税期間が恒久化した新NISAとインデックス投資の相性は抜群だと思います。

従来のNISA、特に一般NISAでは非課税期間が5年間、ロールオーバーをしても10年間でしたので、複利効果を活かすには不十分でした。

新NISAでは非課税期間が無期限になったこともあり、今20代〜30代の若い人であれば、今後30年〜40年と非課税のまま運用できるのです。

 

投資期間が長く確保できるのであれば、毎年のように極端に高いリターンを狙わなくても、十分な投資成果をあげることができます。

投資の世界ではリスクとリターンは比例関係にあるので、「ローリスク・ハイリターン」といった都合の良い投資法はありません。

 

投資のリスクとリターンについて解説 | Cointelegraph | コインテレグラフ ジャパン

 

ハイリターンで派手な投資法は必ずハイリスクであり、大きな値動きに耐える忍耐力が求められます。

よほどリスク耐性の高い人なら可能でしょうが、常人にはそのような「ハイリスク・ハイリターン」商品を長期ホールドするのは不可能です。

 

しかし、非課税期間が永久であれば、インデックス投資の期待リターンとされる年率5-8%程度でも、大きな投資成果が出るのです。

不必要なリスクを避けながら、ゆっくりお金を増やせるという意味では、非課税期間が恒久化した新NISAとインデックス投資の相性は最高と言えるでしょう。

 

「新NISA x インデックスファンド(eMAXIS Slimオルカン、楽天・オールカントリー)」で資産形成の土台を固めよう

上記の理由から、新NISAではできるだけインデックスファンドへの投資割合を高め、老後に向けた資産形成の土台をしっかり固めるべきです。

私の個人的な意見では、100%インデックスファンドで良いと思っています。

もちろん、成長投資枠の一部で個別株やアクティブファンドを買うのは悪くありませんが、全体の70%〜80%はインデックスファンドで固めた方がよいでしょう。

「コア・サテライト戦略」のコア部分を、新NISAのインデックス投資で盤石にしようということですね。

 

コア・サテライト戦略でバランスの良い運用を | フィナンシャルプランナーが伝授する株式投資(第14回) | NEXT FUNDS

 

「ハイリスク・ハイリターン」な投資法は、適切なタイミングで売り抜けなければ危険なことがあるため、NISAよりも売買の自由度が高い「特定口座」などの課税口座でお楽しみ程度にやるのがよいでしょう。

新NISAで資産形成のコア、土台部分を盤石にし、それでも余裕がある場合に「特定口座」で自分のオリジナリティを出せばよいと思います。

ところが、実際には投資初心者の方がいきなり派手でハイリスクな投資に手を出し、損失を出して退場するというのが後を絶ちません。

学校の勉強と同じで、基本をすっ飛ばしていきなり応用がうまくいくということはないのですね。

 

まとめ

「コア・サテライト戦略」で考えた場合、これから投資を始める人は、まずは新NISAでインデックス投資を行い「コア」部分を盤石にするのが重要です。

「サテライト」は成長投資枠の一部にとどめるか、特定口座などで楽しみ程度にやるのがよいでしょう。

 

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3/15に拙著『世界一やさしい投資信託・ETFの教科書 1年生』が発売されました。

これから新NISAで投資信託やETFを使って資産形成を始める投資初心者の方必読の内容になっています。

SNSやYoutubeでも投資の勉強ができる時代になりましたが、大きな失敗を避けるため、最初はきちんと「本」を読んで、基本的な知識を身につけるのがおすすめです。

初心者向けに豊富な図解と分かりやすい文章を心がけましたので、書店などで見かけたらぜひ手にとって中身をチェックしてみてください!

購入いただいた方は、書評や感想ツイートでフィードバックいただけると嬉しいです。

ブログだけでなく本もよろしくお願いいたします。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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