カウンセラーが急病になり、しばらくカウンセリングをお休みしていましたが、ようやくブログが投稿できるまでには回復しました。みなさまにはご迷惑とご不便をおかけし、申し訳ございません。
療養中に経験したことも含め、面白い記事にできればと思っています。なお、Pについては
当面休職のため「ぶらり京都」と同一記事を配信します。何卒ご理解をお願いいたします。
再開第一回は最近ベイスターズに颯のように現れた中川はやて君のコミュニケーション
の話から。
はやて君は、22年ドラフトでオリックスから指名を受けた有望株で、一軍でも1回だけ投げて
「防御率0.00」という記録を残しています。その彼が、なぜ突然育成にランクダウンされ、
再昇格もなかなかされなかったのかというと、以下のような経緯があります。(関係者の話、
私が舞洲で見た印象なども含みますので、違っていることがあればご教示願います)
・はやて君は、「今のままでは打たれる」と感じて、レベルアップに取り組みました。
・目標は、アンダーハンドから150キロのボールを投げること。そのために、はやて君
はコーチの指示と違ったトレーニングを始めます。
・ところが、頑張りすぎたはやて君は、肩を故障。
・当然ですが、自分勝手な練習で故障した選手を、上は快く思いません。
・その年、はやて君は育成選手にランクダウン。
上が見放した選手に対して、周囲も話しかけにくくなります.。唯一ヨシノブ君は
自分も方針に逆らってフォームを変更したので、「頑張れよ」と声をかけます。
そうしているうちに周囲から浮いてしまったはやて君は、ひとり舞洲に残って、
スカウト相手にキャッチボールすることに。
2軍戦で好投しても、上からにらまれているために、優先的には支配下にあげてもらえません。
やがてその年の暮れ、はやて君は自由契約になりました。「何で俺だけが再昇格でけ
へんねん!!」と大阪弁で怒っても、どないもなりまへん。
はやて君が躓いた原因は2つあって、
①ヨシノブ君が成功したのは、フォーム変更がたまたまうまくいったのであって、
もし故障していれば同じ目にあったことを認識できない。
②自分が上司と意見をすり合わせずに突っ走り、故障したことが客観視できない。
ということです。
幸い、入来祐作コーチという苦労人がいたことで、ベイに救われたはやて君。才能は
十分なんだから、ぜひ頑張ってほしいですね。「コミュニケーションがいかに大切か」
というお話しでした。
ちなみに、ベイは右脳型、オリックスは左脳型の選手が多いです。はやて君は右脳型
になります。
Source: 週刊山手心理相談室
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