風邪ひいて鼻が詰まってたり、鼻の中に吹き出物ができたり、
咳が全然収まらなかったり、肋骨が骨折してたりなんかして、
呼吸することに関して、いろいろイメージしてみてほしい。
そして更に、そこに食べることを加えてイメージしてみてほしい。
食道と気管は隣り合わせで入り口を交互に閉じたり開いたり。
食べるのと息をするのとは、同時にはできない。
食べ物が食道を通過する時、気道の入り口は閉じている。
空気が気道を通過する時(呼吸する時)、
陽圧の食道にはあまり空気はいかず、
陰圧の気道の方に空気が入って肺にいく。
イメージしてほしい。口の中や鼻の中に、何かあるだけで、
この単純明快な生きるを支える『食べる』が難しくなることを。
この『食べる』に挑戦する時ほど、本気の多職種連携が必要だ。
そして、この連携において一番大切なことは、イメージの共有だ。
どのポジションの人も、病院も、施設も、在宅も、
ご本人の感じていることをイメージし共有したい。
今日は、そんなことをイメージしながら、
彼女もきっと食べられるようになるとイメージできた。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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